2009年1月30日金曜日

となり町戦争

スバル新人賞、かつ、各方面から絶賛の衝撃作、だそうです。
公共事業として始まったとなり町との戦争に「協力員(のようなもの)」として巻き込まれたサラリーマンと、担当職員との話。
サラリーマンの失恋小説、としては程よく楽しめました。生きるか死ぬかの異常時にも冷徹に業務を遂行する頼りがいのあるパートナーに引かれる主人公。 日常が静かに戦争に侵食される怖さ、間接的に戦争に協力してしまっていることへの問題提起、などは伝わってきません(作者は言ってないのかも?)。
公共事業としての「戦争」は国レベルではある(あった)話ですし、「産業は役場と建設業だけ」という地方が多いことも事実なので、期待もしたし、着想はよかったのに、ふくらみはありませんでした。こっち方面で期待すると失敗します。
眼からうろこ度 ★★☆ (こういう戦争もあるのか、という発想に)
失恋小説度  ★★☆ (よい公務員です、業務遂行にまじめ。現実でも惚れちゃうかも)

2009年1月29日木曜日

もっと好きになっちゃった 台湾 (台湾ガイド)

12人の台湾通や在住のライターが、生活目線で書いている。レポート・コラムとして読んで楽しい、ガイドとしても役に立つが、マイナー好みあるいはリピータ向け。
取り上げられることの少ない中部・南部の情報も豊富。
個別の店の紹介は多くない。ただし、ローカルならではの視点、たとえば「かき氷店にはずれなし」で、行列の有名店をパスして路地裏の店での「しっとり芋+いちご」がうまい、が光る。屋台料理(小吃)の紹介でも同じ。値段の目安だけで店を勧めることはない。実際店によってうまい・まずいは確かにあるが、許容範囲、あるいは、屋台料理はこんなもの、という了解があるのだろう。 うまい店はきちんと薦めているしね。
ガイドとしての役立ち度 ★★☆ (路地裏好き、人と同じのはいやな人向け)
食べ物記事の充実度 ☆☆☆ (表紙をみると充実しているようだが、、、確実に裏切られます。ほかのガイドやインタネットを見ましょう)。

2009年1月23日金曜日

台湾の食堂ゴハン (台湾ガイド)

台湾のレストランガイド。 「食堂」だけでなく、一章ずつ、レストラン、小吃(屋台)、飲茶、専門店、台湾茶のガイドガイドと巻末レシピ。
レストランは、メインとなる皿(火鍋、豚角煮、田鰻、小籠包、北京ダック、など)ごとにお勧めを紹介するというスタイル。  
小籠包、北京ダックとも名の知れた有名店ではないものの、それなりのレベルにある店を紹介している。他のガイドではあまり取り上げられていないが、行く価値あります。
飲茶に一章あてているが、これは?。中華=飲茶という需要があるのだろうが、内容も店も中途半端。台湾ガイドをこれ一冊とするのには無理があるもののリピータには嬉しいんじゃないかななぁ。
お役立ち ★★★ (レストラン編だけでいいです、読むと皆に行ってみたくなります)
レシピ有効度 ☆☆☆ (メニューも中途半端だし、 パールミルクティなど、教えてもらわなくても作れるぞ。というか、作り方説明するほどのもの?)

2009年1月17日土曜日

台湾へ行きたい (台湾ガイド)

イラストで台湾(台北が主)を紹介。 地区ごとにわけて、見所・食べ所を紹介しているので、初心者にもわかりやすく、見て楽しい。よくある「まんが××入門」の台湾版とおもえばいいだろう。 台湾に行きたくなることは保証します。
イラストがいい、スケッチをやっている人なら、こんな旅行記を描けたらいいな、と思うはず。描き方、まとめ方の参考にもなります、お勧め。
残念なのは、情報量が少ないこと。 取り上げているところも、どんなガイドでも必ず押さえる有名店、名所。 だから、一般的なガイドを持っている人は買う必要ないかな。

台湾へ行きたくなる度 ★★★ (見て楽しいです、ただし、初めての人限定)
役立ち度 ★☆☆ (いったことない人、ツアーで回る人には良いかも)

2009年1月15日木曜日

松花皮蛋 (杭州で買った)

日本で買うと高いから、中国に行ったときにはたくさん買ってくるようにしている。これは、杭州のカルフールで買った。 八個で値段は15元くらいだったような気がするので、一個50円くらい。 ひとつずつ真空パックされ、日本でもよく見るプラスチックの卵パックで売られている。
湖北省にある「湖北神丹健康食品」のもの。各地に出荷している大手企業のようで英語ページもある。

アメリカでも中華系スーパー(99 RACH MARKET) で4つで1ドルちょっとで売っていたのを思い出した。ずいぶんと安いけれど中国からの輸入だったんだろうか? 

2009年1月12日月曜日

天神岬温泉しおかぜ荘

流山から常磐道に乗りそのまま広野まで。R6に降りて北に5kmも走ると、天神岬温泉の表示が出てくる。自宅から2時間半一気に走って凍えた体を温める。
この温泉は、褐色でぬるぬる感のあるもの。 料理を持ち込んでカラオケしたり、うたた寝したりして一日過ごすのだろう、地元の人でいつも一杯である。小さいながらも露天風呂もある。 高台にあるので、海が見渡せる。 気持ちのいい温泉で値段も500円と高くない。 今日は3連休の最終日のためかずいぶんと込み合っていた。
1時間半ほどであがって、来た道をそのまま戻る。昨年買ったハーレーのヒーティッドジャケットとパンツのせいで、1月に高速を飛ばしても苦にならないが、指先とつま先は冷たくなる。グリップヒーターを付けるか、ヒーティッドグローブにするか、悩んだ末、結局どちらも買わずじまいだ。 来年の楽しみに取っておこう。

日立中央PAで買ったのが、納豆なめ茸。 どんな味がするのかは、まだ、試していない。

走行距離 436km