2011年2月28日月曜日

殺し合う家族

異常な集団の中で殺し合いlが起こることは珍しいことではないのだろう。古くは連合赤軍事件があり、オウム事件もそうである。 
これは実際にあったひとりの狂人の殺人示唆による陰惨な事件を題材にしているらしい。人物の内面を描くことなく、淡々と殺人を描写するのが怖い。なぜ、犯人から逃げなかったのか、教唆の犯人自身は精神障害で簡単に罪を逃れてしまうなど、説明不足で読後に違和感がある。
読み続けるのが辛くなるほどの陰惨な描写が続くが、作者はどんなメッセージをこれに込めたのだろう。 書くのも辛かったと思うが、、、

2011年2月25日金曜日

やっちゃれ、やっちゃれ!

県民投票で圧倒的な賛成を得て高知県が日本から独立。県の疲弊が中央集権の現体制のもとでは修復の見通しがないからである。
高知県知事が共和国代表になり、徐々に国の形が作られていくが、日本は兵糧攻めで対抗。モノが入らなくなり国民は耐乏生活を強いられていく。知事がテロで殺され混乱と不安が増す中、日本は国内法をタテに締め付け、自衛隊を侵攻させ一気に独立を取り消そうとする。
地方自治とは名ばかりで、中央との太いパイプと金を取ってくることに安住した地方議会と行政はすっかり疲弊している。町の最大の産業が役所、第二が土建業、後はなにもなし。地方は中央へのヒトととモノを供給するだけ、果実はみな中央がとってしまうという現実。
出来損ないの活劇小説になってしまったのが残念。

2011年2月24日木曜日

鳥取

朝9時半からの打ち合わせに間に合うように、始発で自宅をでて、6時40分のANA鳥取行きに乗る。空港からバスに乗ってまず鳥取駅に向かうと、朝8時30分ころには着いてしまう。
やることがないから構内をぶらぶらしたら、鬼太郎商店なんていうのがある。 水木先生の出身は鳥取だったのか! 
帰りに立ち寄るつもりで、店内には入らず。楽しみにしていたのに、打ち合わせが長引き、そのまま夜の飛行機でとんぼ返り。 残念。 
「豆腐ちくわ」とか「さばへしこ」なんていう、おみやげ心を誘うものがあったから、一緒に買ってみたかったのだけれど。

2011年2月23日水曜日

豆狸のいなり 

午後の新幹線で仙台に。 昼時だから東京駅でグランスタによって豆狸のいなりを買う。
定番の五目にわさび、豆狸に、季節のゆずも混ぜてもらう。
小ぶりで甘くて上品だけれど、ちょっと値段が高いかな? わさびはいい味だけど、値段が安い分なりも小さめな感じがする。

2011年2月21日月曜日

福耳落語

福耳落語とはいい題名だ。心がゆったり落ち着いて、和やかな気分になれそうだ。
著者の三宮さんは、4歳で視力を失ったSceanLessだが、落語大好きが高じて演芸全般に興味をお持ちのようだ。落語はもちろんナマで所作を含めてみたほうがいいに決まっているが、聞いただけでも十分面白い。そばもうどんも聞いているだけで、食べたくなるし、強情灸も熱いのを痩せ我慢している様子がよく判る。ただし、彼女はちょっと違う。テープで聞いただけだというから所作が全くわからないのだ。それを実際に体験して獲得していく。 さらには、太神楽、泥鰌までやってみて、手で触って理解しようとする。
古典と言われる多くのネタは歴史の中だ。 遣り手の苦労はここにあるが、聞き手は今までチャレンジすることはなかった。聞き手からのアプローチとして新しい道を示している。ここが分かっているから演者が皆協力するのだろう。

2011年2月20日日曜日

ヤマフジ 生七味 (山梨みやげ)

年末に山梨に行ったときに見つけて買ってきた「生七味」。
すっかり食べるのを忘れていたので開けてみる。 うぅん、微妙な味。ちょっと酸っぱくて、辛味はほとんどない。 なんとも中途半端な味で、さて、何に使ってみようか? 
そのままで、酒のつまみ、というのがいちばんかなぁ?
この手のものは、かんずりに止めをさすなぁ。 やっぱり歴史のあるものは違う。