元朝日新聞記者が描く、朝日の記者生活の実態。 前書きが長く退屈なので、途中で放り出そうと思ったが、、、
中を呼んでみると面白い。 朝日の実態、というよりは新人記者のドタバタ日記+グチ、言い訳、八つ当たり、という内容で、一気に読める。
内容は、「肉体労働は新人にさせろ」「下積み、泥臭い仕事をこなして、一人前になる」という、どこの会社でもあるような前世紀的、運動部的新人教育の新聞社版。新人君はへとへとになるまでこき使われているから、「捏造」もしょうがない、という論旨で判るように、中途半端な暴露本で、パンチもキレもない。 記者クラブが問題ならもっと論理的に、実例を挙げてほしかった。
★★(面白いけど物足りない、捨て身でやってくれ。560円なら買/定価1,500円)