翡翠湖のほとりに住む「私」は、交通事故で恋人を亡くす。これがきっかけとなり物語が動く。
楽しめました。日本ミステリー大賞の新人賞受賞作。審査員の「読後にパッサカリアを聞いてしまった」、がうなずける。 ヘンデルのチェンバロ組曲第7番は手持ちがないので、図書館で借りて聞いてみることにしよう。
恋人とや犬も魅力的だし、「私」もスマートだ。読み進めるにしたがって「私」の過去や仲間立ちの関係も少しずつ明らかになり、最後までわくわくしながら読んだ。
犬好きにもお勧め。
音楽聴きたくなる度: ★★★ (ベースの音が響いてます)
満足度: ★★☆ (損しないです)