村おこしに失敗した僻村「大青山」。 残ったのは怖くないお化け屋敷だけ。
神代からこの地に巣くう大狐と猫又。人間と妖怪と基準が違うから、彼らが頑張れば頑張るほど事は悪化。 村おこしならぬ村潰し。最後の大勝負で一気に挽回と意気込むが、すっかり破壊してしまう。
ちっとも面白くない。大青山の描写は素晴らししいが、内容がダメ。 次から次えと事は起こるが、物語に入っていけない。 ユーモア小説と言うが、笑うところもなし。
チラ読みと、表紙、題名三点セットで「面白いオーラ」が出ていたんだけど。 どうも失敗したようだ。
最後まで読んだのは偉い。 230円/定価1,600円。