福岡には「冷やして食べる唐揚げ」があるという。 珍しいから博多駅ビルで見つけて買ってきた。名前もユニーク、「ゆめゆめどり」と読むらしい。
説明書にも、「決して温めるな、ゆめゆめ、疑う事なかれ」とかいてあるから、冷凍庫に保管、食べる直前にあけてみた。 見た目は、手羽先からあげ、ゴマがかかっているのも普通。
一つかじってみると、歯ごたえがしっとり、皮がパリパリ、香ばしい甘辛醤油味が染み込んでいて、旨い。 パリ、コリのあとでジワーと旨みが広がる。フニャっとした柔らかい唐揚げの対極。凍らせることで歯ごたえを増し、じっくりつけ汁に付けることで旨みをしみこませる。 ご飯のおかずというよりは、酒の肴。うまい。