リバーサイドホテルで長く使われなかった705号室。新任支配人は稼働率UPをもくろんで再び客室として使おうとするが、、、
時系列で複数の視点で物語りは進む。前半の一つ一つのエピソードに恐怖心をあおられる。中盤で部屋の秘密が明かされると、一気に物語は動き出し、エピソードはぴったり重なり、終末に向かう。一旦結末を迎えるかに見えるが、最後は再び災いが降りかかることを暗示させる。 怖い。
老舗旅館のエピソードをもっと読みたかった、少し横溝正史風味。
★★(ホラー堪能。 1,400円で買います/定価1,143円)