会社をやめてぶらぶらしている宮野は、法外なカネでアメリカの健康食品販売の日本代表となることを勧められる。
ホムページをチョイチョイと作成するとすぐに売れる。突然のアメリカ本社の営業停止、連絡も取れなくなる。愛猫が死んだのは売っていた健康食品が原因とわかり、健康食品のせいで死亡したという人間もでてくる。ぐーたらだった宮野には真相解明が使命との啓示、と、都合よく真相を一緒に確かめてくれそうな女が出現。英語は苦手の宮野が、アメリカに渡ると、関係者はなんと日本語を話すことができる。両手を縛られて袋詰め、川に投げ込まれてもなんとか助かり、ホテルまで歩いて帰ってしまう。と突然の事件解決。
帯に誇らしげにある「ジェットコースタークライムサスペンス」どころか、短文を都合よくつなげただけ。 定価1,600円とはよくも付けたものだ。暇つぶしにもならない。