2009年10月21日水曜日

須木乃露

いつものようにお湯割りで飲む。やわらかい柑橘系のほのかな香りと、口に含むんときりりとした軽い味、辛味がきて、最後にやわらかい甘みが広がる。 色でたとえると寒色系中間色、強くはないが芯がある感じ、とがった柑橘系の芯は旨みでくるまれている。これが、ぬるいお湯割りになると柑橘系の芯が引き立ってくる。ゆっくり呑んで変化を味わうのは面白い。
ボトルには、甕壷仕込み、復刻、限定品と大きく記されていて、プレミア感があり。ボトル後ろの表示で、明治43年から戦前まであった須木の焼酎を再現したものということだ。須木村(小林市)にあるから「すき酒造」とはわかりやすい。 小さな山間の蔵であるようだが、明治以来の商品の伝統を守っているとはすばらしい。