2010年11月24日水曜日

糠ふぐの子

河豚毒はテトロドトキシン。坂東三津五郎のニュースはよく覚えている。彼が食したのは肝だが、卵巣も猛毒。 これが食べられるのを知ったのは小泉武夫の『食に知恵あり』を読んでから。一度佐渡で見つけて買ったことがあり、佐渡の名産と思っていたが、こちらは粕漬け。
改めて読み返してみると「金沢市近郊の金石や美川地区で明治時代から作られてきた」としっかり書いてあった。 ラベルを見るとしっかり金石と書いてる。 
金沢出張の折に見つけたので購入。1,000円で買ったが、手間を考えると安いのか、高いのか? 賞味期限もずいぶん過ぎているが、そもそも保存食だから問題なし?
糠を落として小さく切って食べる。卵はコリコリ、糠だけあって塩がきつい。お茶漬けにしたり、大根オロシに混ぜたりがいいのだろう。 発酵食品らしく練れた味で、旨みもたっぷり。 さてどうやって料理してみようか。