2012年6月9日土曜日

次年子 七兵衛そば (山形で食べる)

山形は蕎麦の名所。次年子は羽州街道からは相当山に入る。今でこそ東根まで高速、国道347と県道36号が整備されているから雪がなければアクセスの問題は無いが、以前は大変な僻地。蕎麦はご馳走であったわけだ。土日は混むということだから、朝5時半に家を出て一気に次年子まで。県道から坂を上がるのだが大きな看板が出ているからすぐわかる。
10時半に到着するとすでに車が何台も止まっている。開店前でも戸を開けて番号札を取るのがコツ。そうでないとせっかく早く着いても順番が遅くなってしまうから。開店前にはすでに番号札を持った人たちが並び始める。

店内は民家そのまま、番号順に長机に詰め込み。まず出てくるのはつまみが三皿。ぜんまい、きくらげの芥子醤油と昆布の煮物。どれも旨いし量も多い。肉厚のきくらげはプリプリ。さすが山村。山菜まつりもあるというから来てみたいものだ。左端にあるのは大根のおろし汁。そばつゆを垂らして此れで食べるのだ。
肝心のそばは、田舎そばといったものでぼそぼそで歯ごたえのあるもの。一椀でも普通の一枚以上ありそうだ。おかわりは二つは無条件で配られる。三つからはおかわりを聞かれる。大食いの自信はあったが三倍でたっぷり。おろし汁はおかわりできるし、そばつゆもたっぷりあるから、ゆっくりじっくりと楽しめる。
ワシワシ、モリモリと食べて満腹。さすがの山形。旨い。