2012年6月30日土曜日

女落語家の「二つ目」修業(川柳つくし)

このヒトはそうとう図太い神経の持ち主だろう。出版社勤めを放り出しての弟子入り。師匠は何かと話題の川柳川柳、しかも唯一の弟子。修業というより介抱、介護であるはずなのに、のほほん、あっけらかん、ほんわかしてる二つ目生活。落語に縁のなかった学生時代、手土産で手に入れた弟子入り許可、放任主義の師匠、前座会長まで上り詰めての二つ目出世。苦労もあっただろうが、大きな影響力のあった興津要先生、先輩師匠連中と縁にも恵まれたのだろう。
辛いことは笑い飛ばして大きく育て、頑張れつくし。
定価 1,300円。★★★ 落語会を背負う大きな星になってくれ。