山形は蕎麦だけかと思ったら、ラーメン屋もたくさんある。マラソンの汗を温泉で流したらお次は腹ごしらえだ。今までは東根で温泉に入り、谷地の「鶏そば」をたらふく食べるのが黄金コースでもあったのだが、いつも混んでいるから今年は山形市内まで足を伸ばす事にした。
選んだもう一つの理由は温泉に近いこと。ゲソ天ラーメンで有名な「有頂天の元祖」併設の「大野目温泉」のすぐそばなのだ。まずは温泉だ、のぼりを目印に行けば間違いない。ラーメン屋の横にひっそりとある入り口。300円とは安い、なんとシャンプー、ボディソープまで付いている。大きな岩風呂には金気のある淡緑色の温泉が掛け流されている。適温で温まり、安くて空いている。理想の温泉だ。
汗の引くのを待ったらお次はラーメン。ここも人気らしく日曜日の午後3時過ぎでも多くの客がいる。注文は「丸文ラーメン大盛り」。透き通った蝦スープにワンタン、味付き卵に大きなチャーシューが三切れ。丼からはみ出しそうな勢い。上品でダシの聞いたスープが麺と絡む。旨味、サッパリを旨く組み合わせたうぜいたくラーメン、チャーシューをかじり、麺をかき込み、ワンタンのチュルチュルを味わう。旨い。