寄席に関わる人達、席亭、下座、寄席文字、そしてもちろん芸人達、噺家、手品師、漫才、三味線漫談、講釈師、紙切りに太神楽と色物も合わせて10人へのインタビュー。
寄席はチーム芸、だから、トリだけを目当てにしないで、退屈な演者にも眠らせるのも芸の内と心得て、ゆったり身をまかせるのがコツ。席はそれほどゆったりしていないから、窮屈を辛抱するのも寄席の楽しみ。
この本を読んでいけばもっと楽しい。芸人だけでなく、周りの人達も皆が寄席好き、演芸好きなのが、伝わってくる。 琴調の講談一筋もすごいし、柳貴家小雪の芸の仕込まれ方も普通ではない。
また、寄席に行こう。