2011年3月3日木曜日

東京島

無人島に流れ着いた31人の男と1人の女。女を奪い合うでもなく、男達はそれぞれこじんまりとまとまって生活する。 女は中年、魅力的でもなく普通のおばさんだが、女の武器をそれなりに活かして強いものに着いたり、媚びたりして比較的マシな生活を送る。
中国人や、フィリピンの女たちが流れ着き、島の住民は増えるが、抗争が起こるわけでもない。脱出の思いは同じだが、バイタリティのある中国人と、おとなしい日本人、上手く立ちまわる中年女。
ビックリするような事件はなく、たしかに日本人が流れ着いたらこうなるであろうと思わせる展開。
日本人てこんなモノなのかな、ビックリせずに納得した一冊。