本岡類を読んだら面白くなかった、書評を見ると「神の柩」が一番らしいからチャレンジ。
編集スタジオを経営する「柏木」を訪ねてきた新聞記者時代の友人「江崎」は翌朝には溺死体で発見される。自殺と処理された江崎の死に関係しているらしい「理性の跳躍」を調べ始めた柏木には警告が届き妻も事故にあう。代表の高宮は公演先のアメリカで事故死し、江崎の取材をなぞるって高宮の故郷を訪れた柏木は一気に事件の真相に迫る。最後の柏木の脱出行と、すべての伏線が収束しカラリと解き明かされるのは、爽快。 定価 1,800円 ★★★ 一気読み、大満足