2012年7月12日木曜日

電脳娼婦(森奈津子)

表紙に惹かれて借りだしたけど、エロ小説とは知らなかった。あの世と通信して小説のネタ探し、奴隷として買った男がじつは自分を殺した奴だった。いきなりの設定でガツンとやられる。電脳娼婦の驚きの設定にびっくり、そして結末で二度目の驚き。最期まで読んで、あとがきを読んでSFだったことを知る。SF原理主義者からは「SFではない」と言われるそうだが、SFの定義(きっとあるに違いない)なんてどうでもいいのに、楽しく読めればそれでOK。定価1 1,500円 ★★ 馬鹿馬鹿しいけど、面白い。続編待ってます。