日本と欧米のガイドブックは全く違う。
日本のガイドが写真を多用するのに対して、欧米のガイドは文章で勝負だ。このフォドースのガイドは本文365ページもあるのに、写真は表紙の一枚だけ。スコットランドを11の地域に分けて解説。地域ごとに2-4日の周遊プランを提供している。
フォドーズお勧めリストもユニークだ。宿泊、レストラン、見所など、一押しと、お勧めの二段階で表示。ただし、数はすくない。 だが、最大の違いは、日本のガイドが有名観光地や都市偏重であるのに対して、地域を満遍なく紹介していることだ。
今日本で一番詳しい海外ガイドは「地球の歩き方」だろうが、この本だけで旅のプランを作ることは出来ない。取り上げていないところが多いのに、有名観光地は詳しすぎるからだ。このフォドーズでは、文章を読んで行きたい所を決め、プランを作ることが出来る。今年の夏のスコットランド旅行は、この本で組み立ててみた。さて、どんな結果になるだろうか。