2011年4月14日木曜日

はれま ちりめん山椒 (京都土産)

ちりめん山椒は、佃煮と同じようにどこにでもある普通の惣菜と思っていた。 しょっぱすぎたり、甘過ぎたり、山椒が少ないのも、安い惣菜なら仕方ない、と思っていた。
実はこれは大間違い、上七軒の料理人の『晴間保雄』がお土産として作ったのが最初、保雄が病となり、生活に困った晴間家が売りだしたのは、35年前。 「はれま」は晴間さんが由来とも初めて知った次第。
オリジナルはさすがいに旨い。コリコリ感を残して柔らかく炊いたジャコを噛みしめると、海の香りと旨みがじわっと染み出す、山椒の実がピリっと旨みと閉じ込めて、口中をさっぱりさせる。薄味の中に旨みが凝縮されているから、ご飯のおかずにも、酒の肴にも最高。