2011年4月23日土曜日

満月男の優雅な遍歴 (永倉万治)

満月男は、「みつお」と読む、満月の日に生まれたからだ。親の遺産での不動産業は、親の代から煎る番頭と経理の女性にまかっせきり。金も時間もあって、様子が良いという、羨ましい生活。彼の趣味は女遍歴。
満月男は軽くて、楽しくて、でも、自分で言うほどにはうまくいかないことも多く、しんみりとすることもある。過激な表現はないから、くつろいでのんびりと読むに限る。
亡くなって10年も経っていたとは知らなかった。 もっとたくさん書き続けてほしかった。 読んで楽しくなった。 ★★