2011年4月1日金曜日

カウント19

金原はマイナープロレスで20年、仲間では頼りにされていても、40を超え引退も時間の問題のヒール。チームも金原と同様、経営は危機的だ。
ヒーローの引き立て役の端役レスラーは、それでも淡々と仕事をこなすが、一回りも下の明美との関係、疎遠となった弟、と私生活にも問題を抱えている。
弾みを付けるはずであった、業界ナンバーワンと東京ドームでの試合が、暴露紙記事のもみ消し、多額の負債と社長の自殺から、因縁の復讐戦へとつながっていく。明美と別れ、弟との修復と人生にケリをつけて、殺されるかも知れないという因縁試合望む。
たっぷり金原に感情移入して、耐えに耐えて最後に逆転というプロレスの定石を楽しめる。 かっこいいぞ、金原!