ラーメン屋店主が殺される。定年間際の滝口は被害者の名前を聞いて強引に捜査メンバに入る。相方になったのは所轄の若い刑事だ。
滝口が新人の時に担当した迷宮入り三億円事件の容疑者だったが、逮捕できずのまま時効となって事件だ。事件が迷宮入りとなった理由を滝口は知っていて、定年前に蓋をした事件の真相を表にだそうとするのだ。 捜査が進むにつれて、事件の闇に幹部も気がつく、つまり今回も蓋をしようとするのだ。
捜査をすすめる滝口は相方共々、本部勤務を外されるが、当時の事件の容疑者は次々に殺されていく。
明らかにされる事件の準備と犯行の描写は迫力があり引き込まれる。滝口を妨害しようとする警視庁、逃げる事件の犯人、徐々に真相に迫る滝口。
事件の迫力と、捜査の力が拮抗し、グイグイと物語を引っ張る。 ★★★
ジョグ4.8km 31'31"