魚の干物である。1kgぐらいあるだろうか、袋にぎっしり詰め込まれている。3cmくらいの大きさで骨が透けて見える、というか、ほとんど身はない。
「カワハギ」らしいが、本当のところはよくわからない。 ヒレも頭もないので、身を削いだ骨だけのヒモノのようにも見えるが、こんな小さな魚では身をはぐ手間の方が大きいだろう。 なぞである。
味醂干しにも似た独特のにおいがあるが、これは一瞬。口に入れてしまえばにおいはなく、旨みと甘みがジュワーっと広がる。干物独特のパリパリ感はないが、イカ干物の食感でニッチャリ感があり、歯ごたえは悪くない。ちょっと味醂干しにも似ているがそれよりはずっと薄い味付け。
酒の肴には最適。ソジュにも良いが、サントリー白角の水割りにもよく合う。