「芸人は貧乏で、いい加減で、社会の常識とは違う生き方をしている人たちだ」とは、全く都市伝説だ。 税金も払うし、マンションに住んで、クルマもあって、普通に生活している芸人のほうがよっぽど多いはずだ。特に最近は落語家も大卒が普通になってきているから、常識もあるだろう。『オール讀物』の連載は25年前だから、バブルの真っ最中。ここから、メジャーになった人も、亡くなった方もいるが、全てが懐かしい。可朝、梅橋のめちゃくちゃさ、ショパン猪狩のスネークショー、敏江・玲二のどつき漫才、もう一度見てみたい。
長野は曇りの見込みだから諏訪からの北アは見えないと考えて甲府まで。立ち寄り先を古いツーリングマップの書き込みから、ヌルヌル温泉の『山口温泉』とトンカツの名店『美味小家』と決める。
温泉の後はトンカツ。湯村の『美味小家』までは15分。道も調べずナビに頼ったのは初めてだったけれど、表示に慣れると、らくちんで間違いもなし。ナビ通り行ってジャリの駐車場の止めたら、店の前にもバイクを止められるスペースがあった。
銘柄豚を揃えている店だから、メニューには「高座豚」「金華豚」「梅山豚」「イベリコ豚」などいろいろ。悩んだ挙句に「アグー豚」を注文。ソースはダメ、時間がかかると念押しされて、じっと待つ。と、待つ価値のあるだけのうまさ。旨みがジュワーと溢れて脂も味が濃い。塩胡椒だけで十分でソースなどかけたら旨みが消えてしまう。ビールを飲みながら銘柄豚の食べ比べというのがよさそうだ、再訪の価値大。