瞳子は学術調査団の一員として大西洋の孤島「イシャナイ」に渡る。子供の頃からのあこがれであった幻の生物「ダンボハナアルキ」を探すため、瞳子は夜キャンプを抜け出すが、ジャングルでゲリラに捕ってしまう。ゲリラに共感した瞳子は島の行く手を暗示する夢を見る。夢と現実が相互に行き交うような不思議な感じを味わう事ができる。
井上ひさしの書評に惹かれて読んでみた。退屈せずに読めたので、良しとするべきだろうが、、、
「夢」の噺は落語にはたくさんある。「鼠穴」では人生を夢で見る。「天狗裁き」では夢で夫婦喧嘩がおこり、「芝浜」では夫婦の絆を強くする。どれもこれよりも面白い。という意味で、井上氏の絶賛には?。
優秀賞とはこんなものか。 890円で買い/定価1,500円