2009年12月19日土曜日

三忠 明石焼き

団子坂にある「三忠」は「蛸」で有名。名物は蛸のぶつ切り入りの「明石焼き」。高さが20cmもあり巨大、メレンゲのようでもある。ちぎって出汁で食べるとふわふわ、しっとりしてうまい。下のほうに溜まっている半熟の黄身も楽しめる。刺身や天ぷら、にょろにょろ動く踊り食いなど、蛸づくしで攻めてもOK。お銚子もタコ唐草という凝りよう。
居酒屋メニューも充実している。スジのデミグラスソースは特にうまい。フランスパンが添えてあるのも納得。これ一品でもランチメニューの目玉になる味。
最後は、たこ飯でしめる。赤と黒をハーフでもらう。 竹の器が楽しい。 黒はイカスミを混ぜて炊いた飯に蛸刺し、いくらのトッピング。出汁が効いていて、見た目ほどのガツンパワーはなく、穏やかでさっぱりした味。蛸が墨に負けてる。パエリヤのように油があったほうがうまいかなぁ。
一方赤はキムチ味。蛸ときゅうりのトッピングにキムチ汁をかけてある。甘みがあり、辛味と酸味は控えめであるので、キムチの素みたいである。よく混ぜて食べると、それでもピリピリ感が刺激になって、単品丼だったらあきるかなぁと思ても、酒を飲んだ締めにはいい感じ。