2010年7月3日土曜日

上海万博 (その3: ドライミストの嘘)

学校が休みになったから、万博は40万人という驚異的な入場者数、その上35度という異常な暑さ。二時間並んでイギリス館に入る。売り物の『ドライミスト』が設置してある。
霧の直径は極めて小さく、しかも空気中にばら撒かれた霧はすぐに蒸発するため、衣服を濡らしてしまうこともない」、が全くの嘘であることを体験する。
ノズルの作りが雑だから、霧は雨のようにもなり傘を指す人もいるほど。蒸発しないから常時湿度100%に保っているようなもの。蒸し暑くて衣服はべったり、「ミストサウナ」状況である。
イギリス館は得意な外観で有名だが、中も素晴らしい。アクリルの棒が建物の壁を突き抜ける。外からはハリネズミのように見える。内側には何万もの「タネ」が埋めこんである。
建築設計の専門家とご一緒したが、どうやって作ったか、よくわからないとのこと。
夜は光るのでさらに素晴らしい。