2011年5月30日月曜日

炭屋 いかなごくぎ煮 (兵庫みやげ)

地震のあとの大阪出張で買った、炭屋の「いかなごくぎ煮」。漁の解禁は今年は3月3日、まだ稚魚だから「新子」、この季節だけのくぎ煮だ。
専用の桟橋まで持ち、船から陸揚げしてすぐに調理するというほど鮮度にこだわったくぎ煮。 旨みが醤油とみりんでじわっと引き出されている。生まれたてのいかなごはホロホロと柔らかく、噛めば海からの旨みが口中に広がり、旨みと甘味が渾然一体となる。酒の肴に、飯のおかずに最適。
聞いたことだけだった「いかなご」は「小女子」のことだった。硬くて大きいから炒めて食べたると旨いが、新子は全く別物と言っていいほど柔らかい。いかなごは面白い魚で小さいほど値が張るということ。新子はだから、一番のごちそうだ。