2012年5月31日木曜日

青葉 御徒町店 (上野で食べる)

中華そばの青葉と言えば原点。地元中野で食べて、こんなに旨いものがるのかと驚いた。小さな屋台に毛の生えたような店が、あっという間に行列店になり、支店も多く、インスタント麺まで出すようになった。地元民としてうれしい、もう20年近くなるのだろうが、ますます盛んになってほしいな。
上野の昼下がり4時近くに遅い昼食、麺処花田も、油そば椿もあいにく昼の休憩(3時から5時過ぎまで休みとは!)中。麺屋武蔵は先日懲りたし、足を伸ばして御徒町に行くしか無い。中本は暑いから、消去法で青葉に。となれば特製つけめんの大盛り。安心のダブルスープにキリッとした醤油味。自家製の柚子胡椒を入れれば味がぐんと引き締まる。これが先日の麺屋武蔵にあればなぁ。
時間限定で太麺があるのに一度も試してない。今度は挑戦してみよう。

2012年5月30日水曜日

麺屋武蔵 新宿本店 (新宿で食べる)

すごく久しぶりの麺屋武蔵 新宿本店。無化調で一世を風靡したころだったから10年以上前。当時、口にあわないと感じたから、その後長年のご無沙汰。
暑い日、昼抜き、大盛り無料につられて武蔵つけ麺大盛りを注文。角煮が二つに、メンマ、味玉半切が豪華に盛り付けられたのはさすが1,000円だけのことはある。残念ながら旨くない。つけダレは甘すぎ、角煮まで甘いから口直しにもならない。かろうじてメンマのボリボリだけが救いか。なまじ大盛りにしたから口が甘くて仕方ない。これで辛味ソースや唐辛子があれば。
隣は3玉、4玉を注文する高校生、そして外国人。普通のつけ麺以下の残念な味。後日「青葉」で特製つけめんで口直し。

2012年5月29日火曜日

この落語家を聴け! (広瀬和生)

「聴け!」というだけあって、好きな落語家の力いっぱいの応援、ヨイショ。
まず神様が下りてくる談志、そして立川流、筆者によれば、志の輔、談春、志らく、談笑は四天王、いづれも談志の遺伝子を継いだ、時代の名人であるそうだ。
続いては、本寸法の市馬に三三。SWAのメンバーへの気配りも忘れていない、新作派の旗頭にして新たな落語ファンを開拓した功労者の昇太、特殊落語家の喬太郎、異能の白鳥に、武闘派の彦いち。
たしかに筆者のあげる落語家たちは面白い。しかし、作者のあげるメンバはいつも同じ人気者ばかり。しかも、昭和の名人を聞くくらいなら今の落語家たちを聴け、というのは暴論。落語は楽しんで聞くもの、古臭くても、退屈でもそれも魅力の内だ。寄席のまったりした雰囲気も楽しいし、あえて時代を追わない、懐メロならぬ、懐かしの落語好きがあってもいいだろう。

2012年5月28日月曜日

東京居酒屋名店三昧 (石原誠一郎他)

居酒屋本のバイブルは太田和彦の「ニッポン居酒屋放浪記」だった。海外出張時には必携。異国の地でニッポンのうまい酒と肴に思いを馳せるだった。居酒屋ガイドではなく居酒屋紀行、行かずして居酒屋を楽しむ事が可能だった。
けれど時代は変わる、吉田類は動画で居酒屋を紹介、食べログではあっという間に酒場リストが出てくる。
そんな時代のガイド本がこれ、一冊で人気居酒屋を全てカバーしてしまうというお手軽、便利なガイド。これさえあれば、時間と金を使って店を開拓する必要もないし、あれこれ迷わずとも人気の酒と肴を注文できるという訳。
いかにも美味そうで、行きたくさせるところが旨い。

2012年5月27日日曜日

山中湖ロードレース

快晴の山中湖を走るのは気持ちよさそうだ。一周13kmとハーフがある。晴れれば暑いけど、水際を走るという爽快感と富士山の雄大な眺めが堪能できるのだから10,000人を超える参加というのも納得できる。日帰りもOKな近場で、ランの後の温泉も楽しめる、周囲は日本を代表する観光地となれば参加しないのが損かも知れない。軽妙な瀬古さんの喋りでスタート、ゴールの誘導は少し混乱もあったようだけど、スポニチらしいソツのない運営はさすが。今年は応援だけだったから、来年は必ず走ろう。

2012年5月26日土曜日

麺処びわ (忍野で食べる)

車でいっぱいの駐車場からは富士山の眺めが素晴らしい。忍野村にある大人気の蕎麦屋。湧き水で蕎麦を打っているというのも忍野らしい。もりそばが600円、大盛りは100円増し。迷わず大盛りを注文。かき揚げそばが美味そうだったで、かき揚げだけ注文したら650円という蕎麦より高い値段には苦笑、あまり旨くなかったから、単品で出さないのかな。蕎麦自体は上品でつるつるして旨い。少し甘目かなぁ。初夏の暑い日、サッパリといただきました。

2012年5月25日金曜日

ハイト (韓国みやげ)

ハイトは、馬山にある「舞鶴(ムハク)酒造」の焼酎。韓国焼酎では一般的な「希釈式焼酎」。
甘くてすっきり、冷やして小さな硝子のグラスに注いで韓国式にツイーと呑めば、心は馬山。 美味しいふぐと一緒に、あるいは、コリコリ刺身と一緒にやっても旨いだろうなぁ。
日本だから、せめて物韓国料理ということで、豚のコチュジャン炒めと合わせてやる。 軽い甘味が肴を引き立たせる。 旨い。

2012年5月24日木曜日

キング (堂場瞬一)

かつて同じ大学チームで箱根を走った3人。早くからニッポンのエースと言われながら怪我で代表を掴めない「須田」。不明朗な選考と舌禍で代表候補から外れた「武藤」、そして優勝のない「青山」。30となった彼らには最後のオリンピックのチャンスだ。親の資金でボルダーでキャンプを張る須田、母校でただひとり走る武藤、実業団チームの最年長として調整する青山とトレーニングも三者三様だ。勝ちのない青山にはドーピングの誘いと、母校のコーチのオファーがあり、勝負と引退の狭間で、揺れ動く。
ランナーのレース中の描写に引き込まれる。ペースの配分とダッシュの駆け引き、密集での妨害、スペシャルドリンクを取る際にもフィジカルとメンタルの駆け引きがある。当事者としてレースに参加している気持ちだ。意外な結末もいい。
ランナーは共感できる。 ★★

2012年5月23日水曜日

血の冠 (香納諒一)

書き出しからグイグイと引き込まれる。頭蓋骨が切り取られ釘が埋めこまれて王冠のように見えるという猟奇殺人。被害は広がり類似の事件も発生する。
今は弘前警察の会計課係長「小松」は幼なじみの「警視庁警視正・風間」によって捜査の第一線に立たされる。26年前に「キング」が行った犯罪と瓜二つの手口であり、ふたりともキングの被害者であったからだ。
風間の捜査にかける執念が、失われた小松の刑事魂を揺り動かす。捜査資料が盗まれ、幼なじみも殺されていくなど、事件は複雑に、妨害も大きくなる。
が、話は途中で失速。中盤までの物語が一気に破綻、辻褄合わせの終わり方に不完全燃焼。 中盤までは★★★、最後は★。

2012年5月22日火曜日

メインの森をめざして (加藤則芳)

アパラチアン・トレイル2,200マイルを走破した2005年の記録。筆者はネイチャーライターとして活躍し、信州トレイルの実現もリードした加藤さん。彼の敬愛するソローの住んだウォールデンポンドの近くに住んでいたものとして、また、ニューハンプシャーやメインの森を散策したものとして興味深く読んだ。実際に自分でも行きたいと思うものとしてガイドとしても適切だ。巻末には詳細な記録があり、リファレンスも充実している。トレイルは一般人が歩けるように整備されているとはいえ、半年におよびテントを担いでの縦走となればこれは大偉業だ。ゴールに近づくに連れ寂しさが増すこと、仲間との交流が熱く語られる。素晴らしい。 ★★★ 定価 2,800円

2012年5月21日月曜日

首を斬られた きたの御番所(佐藤雅美)

拝郷鏡三郎はお役をしくじった「縮尻役人」、今は大番屋元締めとして忙しい日を送る。娘はしっかりものだがしっかりし過ぎで夫を蔑ろにする、婿はのんびりで気がいいものの脇が甘くて問題を起こす。どこにでも居るような初老の親父。仕事はでき入り組んだ事件を解決したり、意地と面子でがんじがらめを解きほぐしたり、やることにソツがない。ほのぼのとした市井の出来事が、今そこで起こったように語られる。縮尻シリーズ、全部読みたくなる。★★ 定価 1,600円

2012年5月20日日曜日

東京 五つ星の中華料理 (岸朝子)

レストランガイドは星の数ほどあるけれど、料理の鉄人で有名だった「岸朝子」の本。
ガイド本には3種類ある。 ZAGATや食べログのように、一般からのレビューによるもの、文春の「東京いい店うまい店」のように匿名で調査をするもの、そして、筆者のセレクトという三つだ。古くは山本嘉次郎の「東京食べ歩き地図」、チョット昔の山本益博のガイドがこのジャンル。
高級店、高額店と歴史の長い店が中心のようだ。 高い店が多いから簡単にはいけないし、紹介文も通り一遍だから行ってみようという気にもならない。日本版ミシュランガイドのように、掲載店とのコラボなのかな?と思わせてしまうところが残念。ガイドにするには、食べログと合わせて使うのがよろし。

2012年5月19日土曜日

体内凶器 (F・ポール・ウィルソン)

ジーナは、ワシントンの勤務医、子供のころ命を救われたダンカンの病院でも働いている。当時は優秀な血管外科医だったが、今は非保険診療のみの金持ち対象の美容整形外科になっている。
ジーナは議会で医療改革の委員長のスタッフとして改革を推進しようとする。ダンカンは反対、しかも、彼の治療を受けた委員が続けて死亡する。
ジーナは高校の同級で今はFBI捜査官のジェリーの助けを借りて真相を明らかにしようとする。
善意の医師と非合法の復讐をする二面を持つ医師、真相を突き止めるために暴走気味のジーナ、組織のしがらみとジーナへの愛情の板挟みになるジェリー。映画を見ているような早い展開と、直接対決の緊迫感。イッキ読み。
★★★

2012年5月18日金曜日

ランナー (あさのあつこ)

有名なあさのあつこ、表紙は競技場、題名はランナー、ランニングをやるものとしては読まねばなるまい、と思うのは当たり前。帯には「青春小説の新たな傑作」。 
煽られてよんだら、全くの期待はずれ。最初のレースで主人公は負けてしまう、家庭の事情で部活もやめる。出てくるのは、コートが好きらしいマネージャー、元夫の親戚の娘を引き取って離婚した母親、一人で頑張る主人公。
主人公はランナーである必要はないし、コーチとマネージャの関係も余計なら、母親の虐待も不要。主人公が複雑な家庭で悩む、というならランナーと題する必要もなし。定価 1,400円 ★

2012年5月17日木曜日

わしが國 (東北みやげ)



宮城県古川の「山和酒造店」の「酒一筋 わしが國 特別純米」。宮城県産の蔵の華という酒造好適米と自然水にて仕込んだという。冷で呑む。さっぱりとしてツルッとしたのどごし、旨みよりも爽やかさが先に立つという淡麗旨口。食前酒にさっぱりした肴でやるのがよさそうだ。食中酒として飲んだが、さっぱりした旨口は食事を楽しむと言うよりものどごしでつい飲み過ぎでしまいそうである。
ぬる燗でも、ということだから明日はぬる燗でやってみよう。

好味 蝦米辣椒醤 (台湾みやげ)

蝦を殻ごとすりつぶし、唐辛子と一緒に漬け込んである。ラベルを見るとニンニクも入っているようだ。これは、辣油ではない。蝦がぎっしり入っているのだから、食べるとジャリジャリ、超級の辛さで旨みと辛みが濃縮されている。豚汁に一匙入れれば、エスニック激辛汁に早変わり、野菜炒めにも山盛り入れれば蝦の旨みと辛みでご飯が進むこと請け合い。でも、これなかなか売っていないのが難点。確か香港のそごうにはあったような気がするけど、台湾で見つけたので即購入。

2012年5月16日水曜日

コリアン世界の旅(野村進)

在日韓国系・朝鮮系の人々は不可視である。そばに居ても見えていない。筆者はルポにより見えない在日韓国人を露わにしてくれる。なぜ帰化するのか、帰化すると何が起きるのか。焼肉屋とパチンコ屋にはなぜ在日が多いのか。彼らはどのようにして暮らしてきているのか。なぜ金日成は人気があったのか、Jリーグで活躍するとはどんなことなのか。ロスアンジェルスの暴動では韓国人がなぜ狙われたのか。気付こうともしない疑問を筆者はたんねんに取材し、分かりやすく教えてくれる。在日同胞が港を整備したという済州島で見つけた石碑の意味が、この本でよくわかった。
★★ 定価1,748円

2012年5月14日月曜日

味の牛たん 真助 (仙台で食べる)

狭い階段を上がって二階。ウナギの寝床のような細長い店。カウンターと小上がりには机二つくらいか。牛たん定食の1.5人前。常温で清酒もたのむ。突き出しが意外と旨い、豆腐で焼けるのを待つ。
タンが柔らかいのが特徴。ゴリッとした感じはなく、しっとりして噛みしめるとじんわりと肉汁が染み出す。ちょっとつまんでは酒を飲み、齧っては呑む。食事の店となってるけど、酒もうまいじゃないか。飯は大盛りのどんぶり飯、酒を切り上げてガツガツ食べる。飯のおかわり、酒を2合で4,000円程度。満腹で満足。タンを肴にじっくり飲みたいが、この店はさっと食らってぱっと帰る、そんなところなのだろう。メニューも多くはないしね。

2012年5月13日日曜日

仙台国際ハーフマラソン

長くエリートマラソンとして名勝負、名選手が挑んだ仙台国際ハーフマラソン。今年は制限時間が1時間も緩くなって2時間半、つまり誰でもどうぞ、ということになったわけだ。ゼッケン引換は前日まで、500円の買い物券がついていたりと、マラソンブームに便乗した観光イベントに仕立てるという思惑にのって、一万人の一人として走る。
朝から見事な快晴。記録狙いならともかく、ファンランには最高の天気だ。予想時間ごとにブロック分けしたスタートも混乱がなくていい。スタートが駅から遠いのが難点だけど、コースは広々、仙台のまちなかを走るという楽しいコース。給水の混乱もあるけど、一万人規模を考えれば、旨く運営できたのではないか。
10kmまでは順調だったが、右膝の痛みが出て記録は平凡。快晴で楽しく走れたからまずはうれしい。
参加賞はトートバック、完走賞はタオルとこれも至れり尽くせり。Tシャツばかり溜まるからタオルは単純に嬉しい。これを持ってそのまま温泉で汗を流すこともできるからね。

2012年5月12日土曜日

落語論(堀井憲一郎)

落語は都市空間で共通の意識と価値観を共有する観客に、寄席という場で、話術の技術を持った演者が擬似世界を作るものである。だから寄席で直に聞くことが必要で、空間を旨く作る演者がうまい落語家である。そこではサゲは重要ではなく、ストーリーも内容もどうでもいい、フレーズ、セリフに意味があるのだと解く。たしかに、啖呵の気持ちよさ、言い回し、セリフが心地良い。談志のCDで可樂の「偉かぁ無い」と言うフレーズが好きだと言っていたが、落語を聴きこむというのはこうしたフレーズを見つけることなのだろう。だからこそ、落語家はオリジナルのフレーズを大切にするのだろうし、くすぐりを工夫するのだろう。 落語は歌であるというのは至言だ。同じ歌でも気持のいい歌い方があるし、何度も聞きたくなる。
初めて聞き手からの落語論ということに価値アリ。★★ 定価720円

2012年5月11日金曜日

ニンニク酢漬け(マヌルチャンアッチ)

これはロッテマートのストアブランド。「CHOICE L」のマークがが誇らしい。

中身は皮を剥いたニンニンを酢醤油に漬け込んだもの。「ちょっと酸っぱく、コリコリ」とあるようにコリコリで旨い。らっきょうの甘酢漬けのニンニク版と思えば良かろう。生ニンニクの辛味は全くないからポリポリといくらでも食べられる。やっぱりこれはソジュをやりながらつまむのが旨くて、最適。瓶にたっぷり入っているからたっぷり楽しめるのもいい。

2012年5月10日木曜日

棟居刑事の東京蛮族 (森村誠一)

棟居刑事は森村誠一作品では有名な刑事であるらしい。有名俳優が棟居刑事を演じるテレビドラマが何回もくられている。小説も映画も主題歌まで大ヒットした「人間の証明」が棟居刑事のデビュー、松田優作が刑事を演じた。
さて、この東京蛮族では刑事の影は薄い。主人公は窓際社員の「南雲」、ホームレスの「会長」、家出した箱入り娘「かおり」、そして「藤村」である。誘拐事件をでっち上げ身代金を手に入れた犯人は、南雲が一夜を共にした女の隣人、女は行方不明になり、誘拐犯も殺される。かおりの婚約者が女の愛人で、かおりへ結婚を申し込むという、ご都合主義。犯人も自然とわかってしまうから、推理小説としては失敗。設定も今となっては古過ぎでかえって新鮮。わかりやすいからテレビの原作には持って来いかも。改めてこの10年のITの進化の激しさが分かった次第。 定価 1,700円 ★

2012年5月9日水曜日

製鉄天使 (桜庭一樹)

1890年代初め、10代がパラリラパラリラとバイクで暴走していた時代の物語。伝説のレディース「製鉄天使」を率いる「バカお嬢 小豆」、可愛くて頭のいい野心家「すみれ」、伝説の戦士「イチにーさん」。山奥田舎の山陰で花咲いた暴走一代記。気持ちよく走る、先陣切って突っ走る、魅力たっぷりの登場人物、懐かしい時代、喧嘩・暴走でも殺伐とさせない田舎が部隊、どこかとぼけた「小豆」の家族。読んで面白く、すっきりとし、懐かしく、甘酸っぱい昔々物語。 定価1,700円 ★★★ 

2012年5月8日火曜日

済州ミカンチョコレート (チェジュ カムギュルチョコリ)

済州島はミカンが有名。マッコリだけでなくチョコレートにもなる。おみやげ用のチョコレート。チョコは3層構造で、真ん中のミカン粉末の入ったクリームを板チョコで挟んでいる形。クリーム部分には8%、チョコ全体の2.58%がミカン粉末と誇らしげに記載あり。チョコレートは味が薄く旨くないが、ミカンクリームは独特の香りと味でまあまあかな。 いかにもおみやげ用だけど。

2012年5月7日月曜日

味付 干カワハギ (チョミチュイチポ)

韓国南部の魚市場と言えば釜山のジャガルチ市場が有名だが、馬山の市場も負けていない。観光客はここまでは来ないだろう。アーケードの入口に近いところには干物屋、塩辛屋と続いて、生魚は市場の奥にある。

カワハギの干物は酒の肴に最適だからスーパーでもよく買うが、さすがに市場は安い。10cmくらいが束になって7,000W 。産地は中国とベトナムで、こちらはベトナム。昔は誰も食べずに捨ててたカワハギと言うことだが、今や輸入品ばかり。炙ってからはさみで1cm位に切って食べるのが定番。マヨネーズを付けても旨い。調味料のせいであっという間に焦げるからオーブントースターに付きっきりで焼き加減を見るのが安心。

2012年5月6日日曜日

バターワプル (バターワッフル)



韓国ではどこでも売ってる定番お菓子「バターワッフル」。外箱は茶色で安っぽいけど、個別包装は金色パッケージ。「ヨーロッパの高級ワッフル、クラウンのバターワッフルで楽しい一時を」、ってわざわざ英語で書いてある豪華キラキラ贅沢お菓子、値段は安いけど。

バターの風味があって、サクサク、甘くて軽い。パッケージのキンキラに似合わない落ち着いた味。バニラなんかのクリームを挟んだのは日本の干菓子にもあるけど、似たような味。
オリジナルは本当にベルギーとかに有りそうだ。おみやげにもいいね。

2012年5月5日土曜日

チャプサル タシマ(もち米昆布)

昆布にもち米の衣をつけて揚げたスナック。甘めの味付に白ゴマが振ってある。オリーブオイルを使っているので、ヘルシーで風味良し。昆布のパリパリが米粉で強調されるから、コリパリの食感が楽しく、モチっとした後味も面白い。
味付けは海苔の佃煮の乾燥したものに似ている。おやつに最適、お茶うけにもよし、もっといいのは、ビールかな。

2012年5月4日金曜日

ハニーローステッドピーナッツ(クウン クルタンコン)

韓国ロッテマートのストアブランドのハニーローステッドピーナッツ。
ピーナッツを蜂蜜でコートしてローストしたもの。甘みが強く、塩味はほとんど感じられない。特徴はパリパリ感、特にコーティングした蜜がすごい。固いくらいで、むしろバリバリ。蜜の殻にピーナッツがあるような二層構造。ちなみに中のピーナッツは普通の硬さだから、中のほうがしっとりで柔らかい。
ロッテマートに行く人は多いけど、こんなの買うのはめったにいないだろうね。
旨いけど、歯ごたえありすぎで、一般的なハニーローステッドピーナッツとは大違い。歯の丈夫な人向け。

2012年5月3日木曜日

TAMIYA CATALOG 2012 (スケールモデル版)

タミヤのスケールモデルカタログ。飛行機かバイクを作ろうと思ってWebで見たけど、全体を眺めて見たくて購入。ワンクリックであっという間に到着。子供の頃夢中になったプラモデルが高機能になってまた現れた。どれも見事な出来だけれど、昔と違って精度もいいしバリを取ったり合わせ工事をすることも無いのだろう。問題は塗装だ。エアブラシを吹いたり、ウエザリングするのは技術と道具がいる。しばらくはカタログを眺めるだけで十分だ。

2012年5月2日水曜日

ロイヤルパーク汐留タワー ハーモニー (汐留で食べる)


汐留タワーにあるロイヤルパークホテル、ハーモニーはロビーのある24階にある。ランチバフェが人気でゴールデンウィークの谷間の平日にもかかわらず満員、大混雑。予約は必須だ。
お目当てはフォアグラオムレツ、角切りのフォアグラを包み込んだオムレツでトリュフソースがかかる、注文で焼きあげてくれる。濃厚でとろとろ、これは旨い。 前菜も充実していて旨い、パンツァレラはちょっと脂っこいけど秀逸。旨いのはイイダコとアサリ。特筆すべきはトリッパ。女性客が多いから売れ行きは今ひとつだったけど、トマトソースとの相性がよく、少しチーズをかけたらワインの肴に最適。

2012年5月1日火曜日

村崎友 風の歌、星の口笛

3つの物語が同時に進行する。地球に似た人工の惑星では、管理されていたシステムが徐々に破錠していく。宇宙飛行士のジョーは250年かけた惑星探索でちょうど着陸するところ、そして最後は事故で入院していたセンマ、退院したら恋人がいなくなっていたという。独立したエピソードは、後半一つに収束していく。惑星はなぜ滅んでいるのか、センマの恋人はどこに行ったのか? ただし、ミステリとしては面白くない。理由があまりにもいい加減だから。横溝正史ミステリ大賞受賞は、着想の新しさによるのだろうが、読後感は?? 着想は面白いのだけど。 ★ 定価 1,575円