2010年2月27日土曜日

田舎館 純米酒

地名がそのまま酒の名になっているというすごい酒。 原酒の生貯蔵酒。田舎館の「つがるおとめ」で醸造されたらしい、というのは、ラベルには一切記載が無いから。流通量も少ないのだろう、弘前のみうら酒店で求めたが、醸造元の鳴海醸造店にも載っていない。
どっしりとした飲み口。どぶろくをイメージしたというが、淡麗辛口とは対極であることは確か。 炊きたての飯を思わせる香りが立ち、コメの甘みと旨みが口中に広がる。吟醸酒が持つ鋭く繊細なキレでなく、斧でズバッと割ったとような力がある。力の源という風格の酒。
肴がいらない濃厚な味。グビグビやると酔いが気持ちよく回る冬の津軽の酒。