2009年5月2日土曜日

トーキョー・バビロン

作者は馳星周。この人なんて読むのかわからなかったし、プロレス家とも混同していた。許してくれ「はせせいしゅう」(そのまま読めばよかったんだ)。
転落した元IT寵児の宮前、企業舎弟となってくさっている稗田、酒の飲めなくなった六本木のナンバーワンホステス紀香。それぞれに金の必要な彼らは、サラ金の裏工作をかぎつけ、金を取る算段を始める。ワンマン創業者の下でサラ金の裏工作を押し付けられている小久保は闇カジノで多額の負債を抱え、同じく金が必要だった。周到な宮前の計画にのるとみせかけ、紀香は小久保と二人で横取を計画する。
順調に見えた計画は、身内の小さな事故から、腐敗警官や、フロント企業社長までを巻き込んだ争奪戦になっていく。長いコンゲーム小説だが、飛行機・新幹線と出張の移動中に読みきった。普通なら少し飽きたかも。
さすが週刊大衆連載: ★★★ (フロント企業とIT業界のつながりがよくわかります)
みんな体を張って生きているんだ: ★★☆(ホステスもやくざも、そしてサラリーマンも。現実はもっと大変で凄いそうなので、星二つ)

今日のジョグ: 4.8km (30'59" 体重いよぉ。 一月は続けないと、、、 )