2009年5月31日日曜日

世界ウィスキー紀行 (イギリスガイド)

著名なウィスキー蒸留所を尋ね、立木義浩が撮り、菊谷匡祐が書く。
最初の対談が面白い。酒の師「開高健」が持ってきた「マッカラン25年」の思い出、ウィスキーの飲み方の話は楽しく、ストレートで味わってみたくなる。ただし、「ディジタルはダメ、アナログでないと」という結論付けはちょっと変。ウィスキーつくりにはまだ、数字だけでの管理では不十分、複雑な過程のコントロールには、歴史と経験が必要ということなのだろうが。
二人で回るのは、スペイサイドのマッカラン、アイラ島のボウモア。 アイルランド、ケンタッキー、カナダと回って、最後は山崎。うまいウィスキーは良い水あってこそ、蒸留所の自然環境がそれに香りと味わいを加える。
ガイドブック役立ち度・蒸留所巡りだ: ★☆☆ (あくまで雰囲気、 ガイドとしてはちょっと。 行きたくなるということで★)
その前に、飲む: ★★★(読むと絶対に飲みたくなる。ウィスキーとチェイサーを用意してから、読む)