最近は高精細のテレビ会議があるから面談と同じように打ち合わせできるし、Web会議があるから大阪でもインドでもニューヨークとでも関係なく、自宅から出席OKだ。
だからすっかり海外出張は減った。以前は最低でも月に一度はしていたし、毎週香港なんていう時もあった。バケーションで年に二~三回は海外だが、ビジネスでは一年ぶり。JALの経営が苦しいのもよくわかる。
今日は日暮里からスカイライナーに乗ったら、以前の薄汚くて狭いホームが一新されて、二階建てでスマートになっていたのでびっくり。あと4ヶ月でスカイライナーも新型になるのか。空港までの直通の電車がなく、成田駅からひどく運転の荒いエアポートタクシーに乗らざるをえなかったのも今となっては懐かしい。
2010年2月28日日曜日
2010年2月27日土曜日
2010年2月26日金曜日
ロマネスコ
カリフラワーとブロッコリーが近隣種といわれると、なるほどと感じる。掛け合わせてみようと考えたのにも不思議はない。できたのがロマネスコ。円錐形の実は食べ物としては特異。味はカリフラワー、色はブロッコリーに近いという不思議な食べ物。コリコリ食感もカリフラワーに似ているから、茹でて食べると大変うまい。最近ではカリフラワーは売っていないからこれはありがたい。
NTVの「目がテン」では2002年にブロッコリーを取り上げているが、カリフラワーとの比較はあるがロマネスコの記述はないから、8年前では日本では知られていなかったのだろう。このページでカリフラワーがKale Flowerで「ケールの花」であるのを知った。Kaleは20年くらい前に中華料理屋で食べてその苦さにびっくりしたが、最近は青汁で人気。カリフラワーやブロッコリーのお母さんとは知らなかった。
NTVの「目がテン」では2002年にブロッコリーを取り上げているが、カリフラワーとの比較はあるがロマネスコの記述はないから、8年前では日本では知られていなかったのだろう。このページでカリフラワーがKale Flowerで「ケールの花」であるのを知った。Kaleは20年くらい前に中華料理屋で食べてその苦さにびっくりしたが、最近は青汁で人気。カリフラワーやブロッコリーのお母さんとは知らなかった。
2010年2月25日木曜日
わが愛しの芸人たち
2010年2月24日水曜日
ビーニーベイビーズ Pinchers
マサチューセッツからメイン州、カナダのプリンスエドワード島あたりまで、東海岸の北側では、ロブスターがたくさん採れる。
ボストンではスーパーでも生きているのを普通に売っているし、目玉にしているレストランも多い。ロブスタートラップを庭に置いている家も多かった。ロブスタースチーマーなんかも売っていたが、茹でたらあ暴れるから自分でやるのは嫌だなぁ、と思ったことがある。
ボストンからダラスに引っ越したら、高級な食材店でもむき身のロブスターが冷凍で『ロブスターテイル』で売られていたのが悲しかった。
机を整理していたら、ビーニーベイビーズのロブスターが出てきた。懐かしいなぁ。 今年の夏はボストンに行くから、たくさん食べるぞ!
ボストンではスーパーでも生きているのを普通に売っているし、目玉にしているレストランも多い。ロブスタートラップを庭に置いている家も多かった。ロブスタースチーマーなんかも売っていたが、茹でたらあ暴れるから自分でやるのは嫌だなぁ、と思ったことがある。
ボストンからダラスに引っ越したら、高級な食材店でもむき身のロブスターが冷凍で『ロブスターテイル』で売られていたのが悲しかった。
机を整理していたら、ビーニーベイビーズのロブスターが出てきた。懐かしいなぁ。 今年の夏はボストンに行くから、たくさん食べるぞ!
2010年2月23日火曜日
本朝金瓶梅 と お伊勢篇
2010年2月22日月曜日
権太楼の大落語論
柳家権太楼の落語論。生い立ちから入門まで、アナウンサーの塚越孝がうまく合いの手を入れるから、スルスル読めるが、内容は重厚で、当代一の講座数をこなす師ならでは落語論は重みがある。
営業と高座で鍛えた芸への自信、寄席が落語家を作る、というのは、はやりの独演会偏重、立川流の対極にある。五目落語は面白いが独演会だけで出来ること、風間杜夫や高田文夫の落語も別のフィールドでのことと切り捨てる。落語会蜘蛛の糸論、入門は丁半博打という自己責任論、枝雀蹴られて弱る論、など強烈な自信と芸の肯定があるからこそだろう。平成の聞き手ナンバーワンの堀井憲一郎が2008年ナンバー4とした所以である。三太郎の真打直前の破門騒動の記述はいかにも唐突で暗示的。 出版が2006年3月末、破門が5月6日、笑い話として載せたら現実になってしまった、ということか。
巻末の詳細な注も初心者に親切。初心者が手にとる確率は非常に低いが。 1,200円/定価1,800円
営業と高座で鍛えた芸への自信、寄席が落語家を作る、というのは、はやりの独演会偏重、立川流の対極にある。五目落語は面白いが独演会だけで出来ること、風間杜夫や高田文夫の落語も別のフィールドでのことと切り捨てる。落語会蜘蛛の糸論、入門は丁半博打という自己責任論、枝雀蹴られて弱る論、など強烈な自信と芸の肯定があるからこそだろう。平成の聞き手ナンバーワンの堀井憲一郎が2008年ナンバー4とした所以である。三太郎の真打直前の破門騒動の記述はいかにも唐突で暗示的。 出版が2006年3月末、破門が5月6日、笑い話として載せたら現実になってしまった、ということか。
巻末の詳細な注も初心者に親切。初心者が手にとる確率は非常に低いが。 1,200円/定価1,800円
2010年2月21日日曜日
2010年2月20日土曜日
チャイダンルック (トルコみやげ)
トルコ紅茶を煎れる時に使うのが、二段重ねのポット『チャイダンルック』。Rize Teaというトルコ紅茶を飲んだが味が薄くてうまくない。ずっと不思議に思っていたら、入れ方が違うのだった。
日本やイギリスのようにポットに茶葉をいれておいておくのではない。煮出してしまうのだ。 この時に使う容器である。箱には入れ方は書いていないから、サイトでいろいろ調べてみた。
まず、下のポットで湯を沸かす、その間に上のポットで紅茶を蒸らすと言うことだ。茶葉をそのまま入れて二段重ねで火にかけた。しばらくしたら紅茶のいい匂いがしてきたが、これでは紅茶ではなくくほうじ茶になってしまう。 どうも、下のポットの湯気が出てきたら、少しの湯を上のポットにいれて蒸らす、らしい。湯が沸いたら上のポットに注ぐ。 下のポットに水を足して弱火にしてゆっくり15分程度。 下の湯が再び沸騰したら出来上がりだ。 一杯の紅茶を煎れるのに20分はかかるから、大仕事。
濃かったら下の湯を浸かって薄めて飲む、のだが、やっぱり薄い、茶葉の量を間違えたようだ。
日本やイギリスのようにポットに茶葉をいれておいておくのではない。煮出してしまうのだ。 この時に使う容器である。箱には入れ方は書いていないから、サイトでいろいろ調べてみた。
まず、下のポットで湯を沸かす、その間に上のポットで紅茶を蒸らすと言うことだ。茶葉をそのまま入れて二段重ねで火にかけた。しばらくしたら紅茶のいい匂いがしてきたが、これでは紅茶ではなくくほうじ茶になってしまう。 どうも、下のポットの湯気が出てきたら、少しの湯を上のポットにいれて蒸らす、らしい。湯が沸いたら上のポットに注ぐ。 下のポットに水を足して弱火にしてゆっくり15分程度。 下の湯が再び沸騰したら出来上がりだ。 一杯の紅茶を煎れるのに20分はかかるから、大仕事。
濃かったら下の湯を浸かって薄めて飲む、のだが、やっぱり薄い、茶葉の量を間違えたようだ。
2010年2月19日金曜日
秩父三十四札所めぐり
2010年2月18日木曜日
てのひらの闇
宣伝部課長の堀江は希望退職を受け入れ、あと二週間で退社。そんな彼に会長直々に彼が偶然撮ったというスクープ画像を使ったCM作成が依頼される。だが、フィルムは合成されたものだった。告げた直後会長は自殺し、原因を探る堀江は闇世界からの妨害と圧力を受ける。
出だしがいい、正統ハードボイルド。組織に依存せず力もあるが、酔いつぶれ、叩きのめされる、風邪をひいてしまう、という弱さもある。ドカティでコーナリングに肝を冷やすというバイク乗りなら誰でも頷ける情けなさもある、全てがカッコいい。
堀江さんの続編は無いのだろうか?
カッコいい、バイクが出てくるのもうれしい。 2,100円(ちょっと入込み過ぎ)/定価1,667円
出だしがいい、正統ハードボイルド。組織に依存せず力もあるが、酔いつぶれ、叩きのめされる、風邪をひいてしまう、という弱さもある。ドカティでコーナリングに肝を冷やすというバイク乗りなら誰でも頷ける情けなさもある、全てがカッコいい。
堀江さんの続編は無いのだろうか?
カッコいい、バイクが出てくるのもうれしい。 2,100円(ちょっと入込み過ぎ)/定価1,667円
2010年2月17日水曜日
ROYCE ポテトチップチョコレート (北海道みやげ)
生のブームを作った「ROYCE」。生クリムにチョコテートを混ぜて「生チョコ」。Trufflesが旨いのは真ん中のガナッシュのトロっとした感覚にある。旨いところだけを取り出しただけでなく、「生」と付けたネーミングも旨い。
ところが最近はポテトチップチョコレートが人気だそうだ。パリっとした食感を塩味と甘みが混じり合って追いかけてくる。旨いけれど700円もするのは高すぎないか?
チョコフレークなら200円。LindtのTrufflesだって500gも入っているのに15ドル。日本にいて損してるとつくづく思うのは、こんな時。 今年の夏はアメリカ行ってたくさんLindtを買ってこよう。
ところが最近はポテトチップチョコレートが人気だそうだ。パリっとした食感を塩味と甘みが混じり合って追いかけてくる。旨いけれど700円もするのは高すぎないか?
チョコフレークなら200円。LindtのTrufflesだって500gも入っているのに15ドル。日本にいて損してるとつくづく思うのは、こんな時。 今年の夏はアメリカ行ってたくさんLindtを買ってこよう。
2010年2月16日火曜日
記憶の食卓
2010年2月15日月曜日
桜島 年号焼酎 2009年
ラベルに年号焼酎は毎年、秋に収穫・蒸留・瓶詰めをしたと記されている。焼酎はワインや清酒と違って新酒を強調することはないと思っていたが、年一回という稀少価値で結構人気があるらしい。いつもながら油忠さんはいいものを勧めてくれる。
お湯割りでやるのがいつものことだ。芋の香りが甘く香ばしく香る、焼き芋風味が面白い。口に含んで転がすと、ピリっと来た直後に濃縮された香りがプワァっと広がる。飲んだあとには芋の香がズウンと残る。爽やかで芳醇、若くたくましい焼酎。力強い桜島のラベルもいい、コレクションしたくなるようないい絵だ。
お湯割りでやるのがいつものことだ。芋の香りが甘く香ばしく香る、焼き芋風味が面白い。口に含んで転がすと、ピリっと来た直後に濃縮された香りがプワァっと広がる。飲んだあとには芋の香がズウンと残る。爽やかで芳醇、若くたくましい焼酎。力強い桜島のラベルもいい、コレクションしたくなるようないい絵だ。
2010年2月14日日曜日
糠にしん (北海道みやげ)
三平汁に正統や本家などあるはずもないが、新巻鮭、塩鮭から作るのが一般的のようだ。「壇流クッキング」では新巻鮭の頭を使って酒粕と味噌味が紹介されている。子供の頃に食べた味である、鮭の頭は食べにくかった。
息子の檀一雄の「自由奔放クッキング」では糠ニシンの使いかたとしての紹介。檜山支庁ではにしん漁場から生まれた道南発祥の伝統色となっていて、糠や塩漬けなどの塩蔵魚と野菜で作ったことがわかる。
伝統的=塩辛い糠ニシンを買ってきて、昔ながらの三平汁を作ってみた。定番のじゃがいも、玉ねぎ、人参、大根。何でもかんでも入れてみて、ニシンもぶつ切りで入れてみた。
ニシンの濃厚な出汁に野菜の甘みが溶け出し、塩加減もちょうどいい。おじやにして出汁の最後まで堪能。残念なのは関東では糠ニシンがてに入らないこと。
息子の檀一雄の「自由奔放クッキング」では糠ニシンの使いかたとしての紹介。檜山支庁ではにしん漁場から生まれた道南発祥の伝統色となっていて、糠や塩漬けなどの塩蔵魚と野菜で作ったことがわかる。
伝統的=塩辛い糠ニシンを買ってきて、昔ながらの三平汁を作ってみた。定番のじゃがいも、玉ねぎ、人参、大根。何でもかんでも入れてみて、ニシンもぶつ切りで入れてみた。
ニシンの濃厚な出汁に野菜の甘みが溶け出し、塩加減もちょうどいい。おじやにして出汁の最後まで堪能。残念なのは関東では糠ニシンがてに入らないこと。
2010年2月13日土曜日
脳男
2010年2月12日金曜日
人生、成り行き 談志一代記
家元の半生を立川流顧問の「吉川先生」が綴るという豪華版。入門と真打昇進で一生の序列が決まるという世界ならではのエピソード。柳朝にいじめられたり、志ん朝に真打昇進辞退しろと迫ったり、落語協会分裂の遠因になったなど。選挙のはなしはすごい、佐藤栄作婦人が持ってきた当選祝いに金が忍ばせてあったり、慎太郎と青島との確執、応援演説のめちゃくちゃさなど、力が湧き上がるような時代、若かった談志の面目躍如だ。一人会CDでもマクラで話しているけれど、わかりやすく文章になっているのはありがたい。
私生活、特にのんちゃんとの関係は初めての話だ。 落語家のおかみさんはには弟子が苦労するというけれど、真逆の人。エピソードまとめただけでも本が何冊も書けそうだ。
最後は弟子、志の輔との三者対談。家元の弟子はすべてが家元の作品というのがわかる、愛情にあふれ、世代交代の寂しさも感じられるいい対談だ。全編を通して小さんへの深い敬愛があるもの素晴らしい。
活動を休止してしまったけれど、またナマで聞きたい。
私生活、特にのんちゃんとの関係は初めての話だ。 落語家のおかみさんはには弟子が苦労するというけれど、真逆の人。エピソードまとめただけでも本が何冊も書けそうだ。
最後は弟子、志の輔との三者対談。家元の弟子はすべてが家元の作品というのがわかる、愛情にあふれ、世代交代の寂しさも感じられるいい対談だ。全編を通して小さんへの深い敬愛があるもの素晴らしい。
活動を休止してしまったけれど、またナマで聞きたい。
2010年2月11日木曜日
六時家 タルト (松山みやげ)
2010年2月10日水曜日
谷本蒲鉾店 じゃこ天 (松山みやげ)
2010年2月9日火曜日
松山 すし豊 (松山で食べる)
今治から松山への予讃線に乗った。瀬戸内ののんびりした風景を見て松山に到着の直前、線路脇に『すし豊』の看板を見つける。 瀬戸内はうまい魚の宝庫、今日の夜は寿司にしよう。
カウンターが6席。 小上がりにはテーブルが二つ。 7時半ころだったが、 カウンターは二席を残すだけ、小上がりにも客がいて、鄙びた外見とは相違した繁盛振り、地元の人気店。
メニューもないからお任せで、刺身の盛り合わせとビールを頼む。どれもうまい。ウマヅラハギを一匹半身は刺身で、半身は寿司にしてもらい〆にする。 肝をのせた寿司は美味。
地元の皆さんとは、うまい店やみやげで盛り上がる。 教えていただきありがとうございました。
松山には名店もたくさんあるのだろうが、楽しい店。お勧め、ただし常連ばかりだから、話に溶け込めないとつらいかも。
カウンターが6席。 小上がりにはテーブルが二つ。 7時半ころだったが、 カウンターは二席を残すだけ、小上がりにも客がいて、鄙びた外見とは相違した繁盛振り、地元の人気店。
メニューもないからお任せで、刺身の盛り合わせとビールを頼む。どれもうまい。ウマヅラハギを一匹半身は刺身で、半身は寿司にしてもらい〆にする。 肝をのせた寿司は美味。
地元の皆さんとは、うまい店やみやげで盛り上がる。 教えていただきありがとうございました。
松山には名店もたくさんあるのだろうが、楽しい店。お勧め、ただし常連ばかりだから、話に溶け込めないとつらいかも。
2010年2月8日月曜日
巾着袋
2010年2月7日日曜日
大津港から平潟へ (北茨城ツー)
あんまり寒いので温泉に入りに行こう。近年にない寒波+大雪だけど房総は混みそうだから、常磐道で。
選んだのは大津港から五浦の半島めぐり。まずは大津港の市場食堂でおまかせ定食で腹ごしらえ。市場食堂らしい飾り気のなさ。水槽を置くとかすれば人気が出そうだね。旬のどんこもよかったけど、煮つけで850円、隣の市場では一尾100円、干物は3尾で500円だから高くてやめ。土産にして家で食べようと思ったんだけど、、、忘れた。
半島をくるっと回って、五浦。お目当ての「天心の湯」は閉まっている。何でも昨年秋に廃業したらしい。 「中郷温泉・通りゃんせ」にいったが、800円と高い割にはカルキ臭プンプン、で残念。高萩まで来たので大津港に戻らずに帰宅、で干物も忘れたというわけ。
走行距離 348.2km : 天気はよかったが風強し。 いわき中央から常磐富岡までチェーンと出ていたのにはびっくり。融雪剤で白くなっている常磐道も初めての経験。
選んだのは大津港から五浦の半島めぐり。まずは大津港の市場食堂でおまかせ定食で腹ごしらえ。市場食堂らしい飾り気のなさ。水槽を置くとかすれば人気が出そうだね。旬のどんこもよかったけど、煮つけで850円、隣の市場では一尾100円、干物は3尾で500円だから高くてやめ。土産にして家で食べようと思ったんだけど、、、忘れた。
半島をくるっと回って、五浦。お目当ての「天心の湯」は閉まっている。何でも昨年秋に廃業したらしい。 「中郷温泉・通りゃんせ」にいったが、800円と高い割にはカルキ臭プンプン、で残念。高萩まで来たので大津港に戻らずに帰宅、で干物も忘れたというわけ。
走行距離 348.2km : 天気はよかったが風強し。 いわき中央から常磐富岡までチェーンと出ていたのにはびっくり。融雪剤で白くなっている常磐道も初めての経験。
2010年2月6日土曜日
落語娘
一月の週末深夜まで仕事をして、一段落したのでテレビをつけたら、『落語娘』をやっていた。探してみたら原作がちゃんとある。
香須美は三々亭平左の唯一の弟子で住み込み前座。稽古熱心でネタの数も多いのに5年目にしてまだ前座なのは女というだけでなく、ぐうたらな師匠の所為でもある。師匠の平左はかつては将来を嘱望された古典落語の旗手であったのに、事故で家族をなくしてからはすっかり漫談家。舌禍でいまや寄席にも出られない身分。
起死回生とばかりに因縁噺に手を付ける。落語協会の圧力、師匠を死なせたくないという弟子の思い。
平左と香須美はまるでつくしと川柳。香須美は落語会で居場所を見つけた。つくしも頑張れ、応援しているぞ。 つくしへのエールを込めて1,700円/定価1,600円。
香須美は三々亭平左の唯一の弟子で住み込み前座。稽古熱心でネタの数も多いのに5年目にしてまだ前座なのは女というだけでなく、ぐうたらな師匠の所為でもある。師匠の平左はかつては将来を嘱望された古典落語の旗手であったのに、事故で家族をなくしてからはすっかり漫談家。舌禍でいまや寄席にも出られない身分。
起死回生とばかりに因縁噺に手を付ける。落語協会の圧力、師匠を死なせたくないという弟子の思い。
平左と香須美はまるでつくしと川柳。香須美は落語会で居場所を見つけた。つくしも頑張れ、応援しているぞ。 つくしへのエールを込めて1,700円/定価1,600円。
2010年2月5日金曜日
カラスミ (台湾みやげ)
台湾はカラスミの特産地。日本よりもうんと安いから、仕入れて日本で楽しむ。これは油化街そばの永久号で買ったもの。
台湾のカラスミを知ったのは、邱永漢の『食は広州に在り』を読んでから。この本にある様に、「本当に旨いのは、中はあったかい程度、外はパリパリにカンカンに熾った火で焙る」、をやってみたいが、一腹全部を焼いてしまうなんで高価で到底できない。
飲食店では切ったままで出されることも多い、ネットリ感を味わう、というが、薄切りでも焼いた方がうまいね。どうも台湾製が口にあうようだ。 油のある台湾製に慣れたのか、それとも邱先生並の舌を手にいれたか?
台湾のカラスミを知ったのは、邱永漢の『食は広州に在り』を読んでから。この本にある様に、「本当に旨いのは、中はあったかい程度、外はパリパリにカンカンに熾った火で焙る」、をやってみたいが、一腹全部を焼いてしまうなんで高価で到底できない。
飲食店では切ったままで出されることも多い、ネットリ感を味わう、というが、薄切りでも焼いた方がうまいね。どうも台湾製が口にあうようだ。 油のある台湾製に慣れたのか、それとも邱先生並の舌を手にいれたか?
2010年2月4日木曜日
下町のオキテ
2010年2月3日水曜日
謝罪の品格
13年間で300件もの謝罪写真を集めた作者が、「頭下げ」の背景を透かして見せる。頭の下げ方とタイミングで窮地を逃れることもあれば、傷口を広げることもある。
作者が言う「頭下げ」の本当の意味のほとんどは、当時から言われていたこと。だが、並べて見せられると、「謝罪」はパフォーマンス、目的は同じ、儀式であることがあぶり出される。誠意の無い謝罪、お詫びしてすぐのこっそり復権、社会の安全よりも身の保全、の繰り返し。
日本だけにあるおかしな「謝罪会見」は「謝れば許す」という文化の現れ、「真相を解明し、再発を防ぐ」ためにはなんの意味も無い、と作者は言う。 だから、現れては困る背景を隠すために「謝罪」をさせてもらえない、という場合もある、との指摘はユニークで面白い。
着眼点の面白さに脱帽、整理分類で雑多な資料が意味をもつ。整理と考察は金の元、ということか。 730円/定価740円(新書)。
作者が言う「頭下げ」の本当の意味のほとんどは、当時から言われていたこと。だが、並べて見せられると、「謝罪」はパフォーマンス、目的は同じ、儀式であることがあぶり出される。誠意の無い謝罪、お詫びしてすぐのこっそり復権、社会の安全よりも身の保全、の繰り返し。
日本だけにあるおかしな「謝罪会見」は「謝れば許す」という文化の現れ、「真相を解明し、再発を防ぐ」ためにはなんの意味も無い、と作者は言う。 だから、現れては困る背景を隠すために「謝罪」をさせてもらえない、という場合もある、との指摘はユニークで面白い。
着眼点の面白さに脱帽、整理分類で雑多な資料が意味をもつ。整理と考察は金の元、ということか。 730円/定価740円(新書)。
2010年2月2日火曜日
つるし柿
柿は日本名産と聞いたことがある。柿の木は日本全国にあるし、葉が落ちて実が少しばかり残っているのを見ると、晩秋、里の秋で寂しさが滲み出す。 つるし柿と大根干は「二大 日本が誇る秋の風景」として懐かし昭和風景の代表だ。
綺麗に包装された吊し柿は、その値段とも相まって、年末の果物屋の王様だった。 ところが最近ではさっぱり見ることが無い。今年は、一つ買ってみた、と言っても5,000円近くしたから大層な散財だ。
少し齧る。かみ切るにに歯ごたえがあるのもいい感じ。噛んでみると、少しのねっとり感のなかから、旨甘く凝縮された柿のエッセンスが広がる。砂糖たっぷりの押し付けるような甘さではなく、 甘さひかえめという物足りなさでもない、太陽とが作った調和のとれた旨みをじっくり味わう。
こたつが似合うね。
綺麗に包装された吊し柿は、その値段とも相まって、年末の果物屋の王様だった。 ところが最近ではさっぱり見ることが無い。今年は、一つ買ってみた、と言っても5,000円近くしたから大層な散財だ。
少し齧る。かみ切るにに歯ごたえがあるのもいい感じ。噛んでみると、少しのねっとり感のなかから、旨甘く凝縮された柿のエッセンスが広がる。砂糖たっぷりの押し付けるような甘さではなく、 甘さひかえめという物足りなさでもない、太陽とが作った調和のとれた旨みをじっくり味わう。
こたつが似合うね。
2010年2月1日月曜日
三人目の幽霊
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