2010年9月30日木曜日

青葉 特製つけ麺

1997年くらいだろう、アメリカに赴任していた時は日本出張ではいつも中野の実家に泊まっていた。この時ブロードウエイにある屋台のような『青葉』に何気なく入ってみてウマさに卒倒しそうになったのを今でも覚えている。ただし量は少なかった。 その後も出張のたびに食べていたが、行列ができるようになっていてびっくりしたものである。 創業が1996年10月というから、最初に食べたのは開店早々の時だったのだろう。Webを見たら18店もある大チェーン店になっていてびっくり。
久しぶりに食べたのは御徒町店。 特製つけ麺の大盛りで1,000円。いい値段である。 懐かしい味に満足、量が多いのにも満足。 特製はチャーシュウがたっぷり入っていたのを思い出した。

2010年9月29日水曜日

ホッケの切込

切込は塩と米麹で生魚を漬けた発酵食品。普通は鰊でやるようだが、これはホッケ。
脂の乗ったホッケの干物はとても旨いが、ナマでホッケを食べるとは知らなかった。 鮮度の良いホッケで作ったのだろう。 プリプリで脂の乗ったホッケが練れた味に変身している。
これはうまい、酒が進むが、ご飯のおかずにしてもいい。 

2010年9月28日火曜日

やくざもの

1964年の勝浦。夜逃してきた神村一家の修は長男で、三人兄弟の二番目。姉は重い心臓病、弟は登校拒否。
姉は憤死、弟は自殺。母には人殺しと言われ、警察に疑われ、頼みの父は堕落していくばかり。学校にもどこにも行き場のない修には、似た境遇の虎男と霞、そして曜子だけが仲間。その仲間も修の一言で憤死してしまう。
閉鎖的で重苦しい港町で、爆発する怒りのままに行動する修。
すべてを捨てて一旦は町を出た修と曜子の最後の出会いは悲しい。
素晴らしい傑作。修の怒りのパワーに圧倒される。 2,300円/定価2,000円。

2010年9月27日月曜日

ワンダーランド in 大青山

村おこしに失敗した僻村「大青山」。 残ったのは怖くないお化け屋敷だけ。
神代からこの地に巣くう大狐と猫又。人間と妖怪と基準が違うから、彼らが頑張れば頑張るほど事は悪化。 村おこしならぬ村潰し。最後の大勝負で一気に挽回と意気込むが、すっかり破壊してしまう。
ちっとも面白くない。大青山の描写は素晴らししいが、内容がダメ。 次から次えと事は起こるが、物語に入っていけない。 ユーモア小説と言うが、笑うところもなし。
チラ読みと、表紙、題名三点セットで「面白いオーラ」が出ていたんだけど。 どうも失敗したようだ。
最後まで読んだのは偉い。 230円/定価1,600円。

2010年9月26日日曜日

ハロゥイン フラッグ

数日前の真夏日を最後にして、秋がやってきた。
秋晴れの天気で、重い腰をあげて、玄関のフラッグ取り替える。これまでは灯台のデザインでも秋にはふさわしくないからだ。
今回は10月のハロゥインに備える。 かぼちゃの繰り抜きという図案は秀逸。

2010年9月25日土曜日

富士ブルースカイヘブンに向けて、ジャケットをおろす

来週は「富士ブルースカイヘブン」だ。今年は二年ぶりに参加の予定。チケットも買ったし、夜のバーベキューの申し込みも完了。景気が悪いから、ちょっと縮小気味で、富士スピードウェイでやるのも今年限りらしいから、少し寂しい。
イベントにあわせてジャケットもデビューさせようと思う。これは先月 ミルウォーキーで買ったもの。三期用で、厚い時には袖を外してベストにもなる優れもの。インナーも取り外しできて単体でもパーカーとして使うことができる。前と後ろに大きなジッパーが付いていて前回にすると風が通るから夏にも使えそうだ。素材自体も日光を反射するということだから暑くならないらしい。

2010年9月24日金曜日

駅前旅館をいとおしむ

地方を営業して歩く人達の宿であった駅前旅館。移動手段が鉄道から車に変わり、駅前旅館はビジネスホテルにとって変わられた。
第一章では営業を続けている「駅前旅館」10軒に泊まり、宿主に取材し、紀行としてまとめた。
駅前旅館は鉄道あってのもの。二章では駅前旅館に泊まって乗る、会津線、飯田線、木次線のローカル線の旅。 飯田線、会津線ともかつて乗車したことがあり、懐かしい。
最終章は旅館ガイドだ。全国の駅前旅館50件の実用ガイド。話題の多い旅館には作者のコメントもある。
泊まってみたいと思わせるような宿は幾つかある。が、実際には泊まることはない。すでに旅のスタイルが鉄道から車に変わってしまっているからだ。
作者の駅前旅館への愛が溢れている。 880円/定価1,600円

2010年9月23日木曜日

澤姫 純米吟醸

先日の日光ツーのあと、宇都宮のスーパーで買ってきた。 
「下野の国で若人が醸したまっすぐな酒」がどんなものかと思ったからだ。 若くても年取ってても上手ければ売れる。果たして味は本物か?
まずは常温で。 甘い、が、吟醸香が隠れている。米の旨さもしっかりある。確かに純米だ。確かにまっすぐ。旨いぞ。 やや甘いがボディーがあるからどんなものにも合いそうだ。 豚の角煮なんかもいいなぁ。

2010年9月22日水曜日

女たちのジハード

中堅どころの保険会社で働く一般職の5人の女達。出身も年も違うが共通しているのは独身であること。そして、「結婚」「本当の自分の仕事」を求めてもがいていること。
現実は厳しい。合コンで見つけた男たちはろくなのがいないし、一見よさそうでも、実際にはDV男だったりする。コツコツ貯めた投資信託は目減り、特異の英語力も実際には使えないレベル、と辛いことばかり。
彼女たちは、でも、メゲない、つらいこともしなやかに受け流し、チャンスをモノにし、いつも前向きに生きていこうとする。
全員が最後には笑う、女たちだけでない、全ての人に、勇気と力を与えてくれる人生の応援の書だ。 
明るく、前を向いてに前進! 2,100円/定価1,990円

2010年9月21日火曜日

ララピポ

本を選ぶのはタイトルと表紙。 不思議なタイトルと思わせぶりな表紙につられて借り出す。
表紙の通り、性生活の覗き見である。登場人物は6人、その日暮らしで享楽的だが、東洋的な諦観が底流にある。お互いの生活は少しづつ重なって、読み通すと一つに繋がる仕掛け、題名が曲のタイトルになっているのもいいなぁ。
ララピポは後半で種が明かされる、なるほどね。いろんな人がいるもんだ。
暗い話ばかりでない、結末はちょっとホンワカだが、 気に入ったのは4話「Gimmie Shelter」。蟻地獄的な面白さが楽しめる。
かる~く読めて最後にはしっとり。 1,200円/定価1,500円。
二日続けて走る。 筋肉痛が情けない。 4.8k/34'24"

2010年9月20日月曜日

栄光一途

望月篠子は元オリンピック金メダリスト。 ケガで引退し今は最年少の柔道コーチとしてオリンピックの強化選手を指導中。男子強化選手のドーピングの調査を依頼される。
学閥による柔道界の派閥争いと自校選手を代表にしようとする争いからの圧力と、コーチする強化選手の指導法に悩みながらの真相解明。ドーピング薬の密売組織を突き止め、証拠探しに単身本拠地に乗り込む。
篠子のキャラクターで途中までは快調。最終章には疑問符付き。なぜそうなるのかが理解できない中途半端さを感じる。
二月ぶりのジョグ。5kmをゆっくり走って34'55"とは遅すぎるるが、これから徐々に体を慣らし、来年にはレースに出る予定。