2010年4月30日金曜日

美珍香 (上海みやげ)

初めて美珍香を買ったのはいつだろう? シンガポールかな? 店頭で小さく切った肉を試食させてくれる。 そんなに安くはないのだけれど、小さく切ったら、肴にもいいし、なによりご飯にぴったりだ。
調べてみたら1933年(昭和5年)に、露天で味付け肉を売り出したのが始まり、80年の老舗だ。創業の頃から広告や宣伝に力をいれていた、ということ。昭和5年といえば、平成天皇が生まれ、満州事変が大きくなり、国際連盟を脱退し、太平洋戦争に向かって走っていた時代だ。この一つで80年続くというのは大したものだ。
買うのはいつもSlced PortとChilli Porkを半分づつ。 甘みとピリっとが楽しめるchilliとアジアの甘みが感じられるSlicedの両方どちらも美味くて、一つを選べない。上品なきれいな手提げ袋に入れてくれるのも老舗ならでは。
此の店は香港にも、中国にもあるのに、なんで日本にこないのかな? 規制の問題でもあるのだろうか?

2010年4月29日木曜日

疾駆する夢

ゼロから事業を起こし世界有数の自動車会社に育てた「多門」と「多門自動車」の半世紀。修理工場でスタートし、オート三輪で事業を拡大、レースで技術を進化させ、マスキー法で他社を引き離し、いち早いアメリカ進出で業界大手の地位を獲得。規制で業界をコントロールしようとする役人との確執、バブルで浮かれた銀行から会社を追われるが、業績悪化で復権、再建を果たすが、グローバル化でのさらなる飛翔をめざしてのアメリカへの本社移転。戦後経済界と自動車産業の一大絵巻をスピード感あふれるダイナミックな展開で一気に読ませる。
日本がさらに発展するための唯一の条件、グローバル化を10年も前に予言している作者の先見性に脱帽。現実となっていないことには危機感。2,300円/定価1,900円

2010年4月28日水曜日

松葉屋 月よみ山路 (金沢みやげ)

金沢に美味いものあり。 特に和菓子にはいいものが多い、というのは職場の同僚の石川出身の弁。松井サブレなんかじゃなくて、中田屋のきんつば、松葉屋の栗蒸し羊羹を買ってこないとダメ、だそうだ。飛行場にまですっかり忘れていたけれど、売店で「日経プラス1でナンバーワン」というのを見つけて買ってみた。
竹皮に包まれた栗蒸し羊羹で、大ぶりの栗がゴロゴロ入っていて、羊羹は甘さひかえめで物足りないけれど、コロコロした歯ざわりの栗にはこれまた控えめに甘味を含めてあって、加賀百万石の上品さと裏日本の素朴さの両方を上手くマッチさせた工夫がいい。
学生時代に山に行く時には、中村屋の栗蒸し羊羹を持っていったものだが、どんな味だっただろう、すっかり忘れている。 

2010年4月27日火曜日

鎮魂歌 不夜城II

歌舞伎町は上海派と北京派の中国マフィアで均衡していた。
北京派の稼ぎ頭であるカード偽造のリーダーが殺され、犯人探しに躍起になる。刑事崩れの「滝沢」は北京派に使われるが、不手際から徐々に壊れて行く。実行犯の「秋生」、上海派、北京派巻き込んでの大抗争に至る過程が、スリリングで息をつかせない。滝沢と秋生が主役と思いきや、仕掛けたのは、かつての保護者「楊偉民」を不倶戴天の敵として殺そうとしていた劉建一。前作『不夜城』にも増して幾重にも重なる仕掛けと騙し合い。その中で翻弄され、破滅して行く人間たち。
結果として劉健一は楊偉民を歌舞伎町から追い出すが、二人の決着は自作に持込されるのか? 次作も読みたい!! 2,100円/定価1,500円

2010年4月26日月曜日

韓国のり (韓国みやげ)

韓国のりにはいろいろな種類があるらしい。日本でよく手にはいるのは小さく切ったものだが、これは、いわゆる全型。大きいサイズだ。 
味付きでないからのりのウマさがもろに出る。種類が違うのか味も歯ざわりも全く違う、寿司はねにもならないようなもので、のりのコクや旨みは感じられないから、パッケージにあるようにご飯に巻いて食べるのは苦しい。 味はむしろ青のりに近いかも。

2010年4月25日日曜日

日本アルプスを見て温泉に浸かる (望岳ツー)


快晴の日曜日4月末とは思えないほど寒いから、「望岳ツー」を狙って朝早く家をでる。中央高速を東京から下ると峠を越すごとに山が飛び込んでくるのを眺めるのだ。
笹子トンネルを抜けて勝沼の下りで見えるのが、白根三山、奥には塩見も大きい。甲府盆地の端まで来ると、急峻な甲斐駒から鋸岳、反対側には八ヶ岳。 諏訪湖を過ぎると、槍穂がどおんと迫ってくる。松本を過ぎると、常念、大天井などの表銀座が勢ぞろい。 梓川SAを超えるともうアルプスは見えない。最後の眺めは姥捨SA.。国鉄時代にはSL撮影のメッカだったが、SAからの眺めも素晴らしい。
今日はここのETC出口からR18で「戸倉観世温泉」に向かう。出口からの急降下にはびっくり。
銭湯が温泉とは贅沢。硫黄臭のあるきれいな緑色の温泉はぬる目で冷え切った体にはちょうどいい。冷たい木の浴槽と、メインの湯船に交互につかり、すっかりあったまる。これが300円とは安い。元気なおばあさんは話をする。 82歳、毎日一時間かけて風呂に入りに来るそうだ。こどもは東京に行ってしまったそう。
R18をそのまま少し走り上田で「岡崎酒造」に立ち寄る。1706年から酒を作り続けてきたという。前の通りはきれいに整備されている。街並みの散策も楽しい。 ここでは、亀齢の佳撰と酒粕をかう。
この後はひたすら走って、関越・外環経由で帰宅。 連休前だからだろうか午後早いせいだろうか、天気はいいのに驚くほど車が少ない。快調に飛ばして3時半に帰宅。
走行距離 536.5km

2010年4月24日土曜日

ひたち海浜公園 (プチっとツー)


久しぶりの好天。少々寒いが「ひたち海浜公園」に花を見に行く。園内は広いからレンタサイクルを借りるのが一番だ。
遅咲きの水仙が満開。風下に立てば水仙の香りが心地いい。数多くの種類が植え分けられていて、広い花壇を覆っているのは豪華だ。
ネモフィラはこれから。まだ三分咲きとのことだが、丘の斜面に広く植えられていて、日のあたる斜面が青く輝いている。聞けば毎年種から育て、雑草をきれいに抜いて花壇を整備しているとのこと。綺麗なのは、理由がきちんとあるのだ。
そして最後は胃袋。海岸線を走って那珂湊までは本の一走り。海沿いの公営駐車場は100円。前には市場と食堂が広がる。近海の魚と干物が盛大に並んでいて、どれも量が多くて安い。季節だという岩ガキを食べる。大きさによって値段は違うが、立ち食いには小さいもので十分。その場で剥いて洗ってくれる。齧るとチュルチュルと旨みがしみでてきて口中にひろがる。柔らかい舌触りとで二重丸。夕飯用に初鰹を買って帰宅。
走行距離 235.3km

2010年4月23日金曜日

Market O Real Brownie (マーケットO リアル ブラウニー 韓国みやげ)

韓国Market Oのブラウニー。
と行っても一口サイズにパックされているから、チョコレートクッキーと行った方がいいかも。箱の中にアメリカとおなじようにどーんと大きなモノがあるとちょっとがっかりする。 
味は、甘さひかえめでおとなしい。甘さ200%というこってり甘いアメリカのモノを期待すると裏切られるが、食べやすいし、アジア人には合うのだろうね。 
韓国ものとしては、パーケージの上品さといい、味の控えめさといい、ちょっとレアもの。これは日本人にも人気が出るだろう。

2010年4月22日木曜日

SAMUEL ADAMS (サミュエル・アダムス ボストン ラガー)

ボストン代表のサミュエルアダムス。今やどこでも飲める全国ブランド。普通のよりちょっと高め、と言っても半ダースのパックで1-2ドルくらい。すごく昔からあるような気がするけれど創設はつい最近。
1984年でたった二人で始めた醸造所が最初のボストンラガーを出荷したのは1985年、たった25軒のバーとレストランで飲めるだけだった。その年末には500バレル出荷したというから、だいたい58kリットル。日本の地ビールでも60kL以上だからいかに小さかったかわかるというもの。今や350人の従業員で、Boston Magazineで最も働きやすい会社に選ばれているというから、すごいものだ。
肝心の味は、これはコクと香りが豊かなラガーの王道を行ってる。コクとキレの薄いドライビールとは対極にある味。もう、このビールだけで満足というほど旨い。 
残念なのはラベル。創業から最近まではサムが真鍮のマグを持っている歴史のあるモノだったのに、今のは爽やかすぎ、味と釣り合う重みのある昔のラベルにもどしてくれ~い。

2010年4月21日水曜日

上海万博

上海万博の仕込みは急ピッチ、もうすぐ数万人規模の客を入れたオープン直前テストが開始される。実際にオペレーションがうまくいくか、セキュリティやトイレ、食事などはきちんと機能するかを調べるのだ。期間中では1億人、1日で40万人が入場するという。 大阪府枚方市、千葉県柏市の人口が40万人だから、市の全員が一度に入場するというすごさ。
入場前のセキュリティ検査は飛行場なみ、待ち時間も長いから、一日2つを見るのが精一杯という予想もあるが、果たしてどうなのだろうか。

2010年4月20日火曜日

カレーのチャンピオン (金沢で食べる)


金沢まで行って日帰り。うまいものを食べるのは次回にとっておこう。で、昼に『量で勝負』で選んだのがカレーのチャンピオン、「チャンカレ」というらしい。
Lカツ、ジャンボ、ルー増し、マヨネーズというので頂きました。ルーは濃厚、味濃いめ。カツにはウスターソースをたっぷりかける。濃いルー+ソース+マヨネーズだから味はあくまで濃く、Lカツ+ご飯大盛りでカロリー過大。キャベツも特大盛りを期待したいところだ。
B級だけれど、手間をかけたルーは旨いし、カツもシャキっと揚げてある、キャベツがルーにあうのも意外なチップス。満腹で、満足。あんなに食べたのに、不思議とまた食べたくなる。何か入っているのだろうか?

2010年4月19日月曜日

CAPE COD Potato Chips (ケープコッドポテトチップス アメリカみやげ)

15年くらい前にはボストン周辺でしか手に入らなかったCAPE COD Potato Chipsも最近では西海岸のスーパでも買えるようになった。すっかりNational Brandになって嬉しいのだが、地元の人気者としてひっそり隠して置きたかったという気持ちもある。「Cape Codのカリっとした歯ごたえは最高だね」と自慢することができなくなってしまったからだ。パッケージのデザインもいい。ここに住んでいる Elizabeth Mumfordが描いた灯台で、パッケージデザインはシェリダンデザインが手がけたもの

ポテトチップスが固い、と言ったら??となるだろうが、本当に固いのだ。パリッではなくて、バリッ。入れ歯だと食べにくいに違いない、そんな硬さだ。
工場はハイアニスにある。ここはケネディの別荘があるのでも有名なケープコッドの高級住宅地だ。Cape Codeには何度か行っているのにこの工場に行かなかったのは本当に残念だ。なんとこの工場には年間25万人も見学に来ているそうだ。

2010年4月18日日曜日

真夜中の運動会

受験生の「布施」には同じ年の「玲子」と一緒にファミレスで受験勉強をする仲だが、まだ恋人にはなっていない。元気だった祖父は急に衰えて痴呆で寝込んでしまう。
父親のリストラ転勤、母の不倫が同時に起こり、「布施」は塾をやめて介護に専念することになる。家族はバラバラ、楽しいことはまるで無い中で、支えは「玲子」だが、 相変わらずキス以上は許してもらえない。ファミレスの「悦子」から脅されていることを知った「玲子」は暴走族だった過去を明らかにする。これがきっかけで、バラバラだった家族は再びまとまりを見せて行く。
「玲子」と「布施」がどちらもいい。大人だったり、子供だったり、しっかりしているようで甘えているような、中途半端さがたのしい。しんみり重いテーマが共感を持って読めるのは、二人のキャラクターだろう。 1,100円/定価1,800円

2010年4月17日土曜日

Brie de Paris (ブリー ド パリ ブリーチーズ アメリカみやげ)

フランスのブリーチーズ、 「パリのブリー」で色白のおねえさんのパッケージにつられて購入。
ラベルの通りの癖のない、マイルドなブリー。熟成が進んでいるから、歯ごたえと香りが増してたいそう旨い。赤でやると甘味が増して旨いが、日本だからあえて焼酎とあわせる、呑んだのは「美し里」。焼酎は甘味が増し、熟成香が上手く双方に作用した感じ。
強烈な個性が無いのが、個性か。 なんにでも合うというのが特質。

2010年4月16日金曜日

小吃 (上海で食べる)



万博の下見で昼を食べていなかったので、軽く食べることにする。一号門から歩いて地下鉄「魯班路」そばの小吃に。レジで注文、チケットを買い、厨房で渡して作ってもらうシステム。レジの上の中国語メニューを、指差し注文。
頼んだのは「生煎」。焼き小籠包だ。皮は外がパリっ、中はしっとり。中は肉汁がチュルっとしていて旨い。不用心に噛り付くと肉汁で洋服を汚すから注意(汚しました)。もう一つは雲呑。かつお節?という海鮮系の出汁とプリっとした雲呑の取り合わせがいい。作ってくれるお姉さんは結構豪快でしたけど。
この後は和平広場まで出て、ジャケットを買う(さっき汚してからね)。 99元で買えて満足。満足ついでに泰康食品で、搾りたてジュースを。そんなに安くないけど、果汁100%は体にいいハズ。

2010年4月15日木曜日

滴水洞湘菜館 (湖南料理 上海で二軒目)

辛いもの好きだから、再び湘菜を。ホテルのおすすめで予約してもらったのが、「滴水洞」。金曜夕方の混雑の街をタクシーで、着いてみたら昔の定宿オークラ(花園飯店)のそば。大きな店は満員、とても流行っているから、順番待ちの人も多い。

飲みモードだから、ビールに合う前菜を。ピータン豆腐に唐辛子テンコ盛り。あっさりと思ったキュウリにもニンニクが山盛り。 ウマさと辛さで酒がどんどん進む。上海だから紹興酒をお燗で。
さあ、どんどん食べるぞ、まず、旨いと評判の「梓元排骨」。新彊ルーツの感じで、スペアリブのパイシー焼き。辛いというより香辛料の複雑さを味わう。手はベタベタだが、ビールも紹興酒にもぴったり。
臘肉ニンニクも地方色豊か。塩で乾燥させると肉が熟成され旨みが凝縮するのだろう。魚干物と同じで複雑な味になる。ニンニクのさっぱりと歯ごたえが肉とよく合う。
湖南なら竹筒料理で、いつものように「竹筒牛蛙」。 見た目ほどは辛くないけど、蛙の柔らかさと味の複雑さは『湘魅』のほうがよかったかな。
終わってみればせっかくの湘菜だったのに,辛いはあまりなかったね。次回は大辛にしよう。

2010年4月14日水曜日

来天華 (上海で食べる)

上海料理を手軽に食べようと予約したのは 『来天華』の個室。 上海料理で万博にも出店するらしい。日本語はもちろん英語もほとんど通じないが、メニューには写真があるし、海鮮は生簀があるから注文は簡単。
まず前菜。 これは大豆と漬物の和え物、ビールのつまみには最適。5元くらいだったかな。定番のチャーシュウなど、数点とる。
メインはまず、タウナギ。醤油で炒め煮。コリコリの歯ごたえ。噛みしめるとほんのり甘い醤油味がチュルりと広がる。そのへんで捕まえた素材でお母ちゃんがパパっと作った家庭料理の懐かし味で、ほんわか気分。 珍し素材のためか、日本チームには不評。旨いのにね。
上海だから蟹を食べたいとのリクエストあり。だけど季節じゃないから白身魚の蟹味噌あんかけ。これがお手軽で意外と旨い。魚は下ふわっとスエ下感じで下味と柔らかい歯ざわりが蟹味噌ソースと上手くマッチ。

再びのリクエストは、中華なら「麻婆豆腐」。メニュー探したらあった。英語メニューだとフォアグラマッポートーフ。真ん中のがフォアグラ、実際には鶏白レバーかな。さっぱりの豆腐、濃厚な白レバーが『辛くない麻婆豆腐』で仲良くしている。辛味はないがコクがあり酒が進む。紙皿を携燃で温めた形で出す、というのも面白い。

2010年4月13日火曜日

三得利啤酒 (サントリービール)

中国のビールの消費量は世界一。2008年の統計だが、世界の消費量の1/5が中国。二位のアメリカに大差を付けての堂々たる世界一。伸び率も高いから今後も世界一は安泰だろう。
青島ビールが有名だが、Perkson (百盛)地下のスーパーであまりに安かっったのでつい勝ってしまったのが、これ。「三得利啤酒 清爽」 ここは高級だから何でも少し高めなのだが,これは4元しなかったと思う。 ファミリーマート(全家)もよく売ってるけど半額程度、安い。 味は、バドワイザーなどのアメリカビールと似ている。コクや味わいよりもすっきり、クイクイ、のどごしさわかやを重視した味造り。 喉が乾いた時に水代わりに飲む感じ。 値段も安いし、アルコール度も低い。
サントリーはかつて「純生」を出していたが、今これを中国で飲むなら「青島」である。

2010年4月12日月曜日

湘魅 (湖南料理 上海で食べる)

辛いモノが食べたくなり、上海城そばの「湘魅」に出かける。四川の麻辣に対して湘菜は「酸辣: 酸っぱ辛い」。インパクトが有り、値段が安いのも魅力だ。
メインに選んだのは、「竹筒牛蛙」。牛蛙を唐辛子スープで蒸し上げたものだ。辛さに旨みが溶け込んだスープが素晴らしい。蛙は柔らかさと上品であり、よく鶏の味に例えるがはるかに旨く、柔らかいがプルっとした弾力があり、こってりと脂の乗った白身魚の趣。
野菜で旨かったのは、茄子の冷製。 割いた茄子が酸辣の出汁の入った壺に入って出てくる、上にはテンコ盛りの唐辛子、これをテーブルで擂粉木で、叩き混ぜてくれる。
唐辛子は酢漬けで辛味と甘味が同時に楽しめる肉厚のもの。タネが抜いて辛味を調整しているのだろう。
酸っぱいがさっぱりとし、旨み出汁と辛味がとけあって、野菜というと炒め物を頼んでしまうが、これは秀逸、こってりと塩味の強い湘菜にはぴったり。
湘菜のいいところは、酒の肴に最適なこと。しかも安くてパンチもある。この日も麒麟「沁」をたっぷり呑んだ。 
店員も明るく楽しい、カメラを向けると緊張するのが普通だろうに、満面の笑み。
美味くてたのしいいから、店内には、夜遅くまでお客がぎっしり。 新しい店のようだが、どんどんと支店が増えそうな雰囲気。

2010年4月11日日曜日

Reseve Gouda (ゴーダチーズ アメリカみやげ)

熟成ゴーダチーズ、もちろんオランダ直輸入である。 ラベルにあるように「自然熟成」のあかし、黒みがかった茶色の皮をつけている。
こってりとしたコク、少しザラッとした舌触り。セミハードだから噛まずに舌で転がすと、じわっと旨みがしみ出してくる。濃縮された出汁と言ったらおかしいが、まさにそんな感じ。ミルクと塩が化学変化し、熟成すると旨みが出てくるのが不思議だ。
そのまま食べてもちろん旨い。 赤と合わせるのが常套だろうが、「美し里」のお湯割りとあわせてやると、甘味がまして、最高である。

2010年4月10日土曜日

ルミエール お花見ワイン会

山梨県一宮は桃で有名、日本一だ。今頃は桃と桜の二重奏で大層美しい。合併で笛吹市となったが、ずっと前から「いちのみや 桃の花マラソン」で有名だった。15年以上前だが、走った記憶がある。
今回は走るのではなく、花見とワインだ。 ルミエールが企画しているお花見ワイン会に参加してきた。明るく晴れた暖かい一日を、ワインと食事、桜を楽しんだ。口開けはペティアン、ほんのり桜色のスパークリングワインだ。 ドライですきっとした飲み口。もう少しコクがあっても、と思うが、すっきりさが明るい春の陽の中にあっている。
食事はどれもうまいが、特にイワナの唐揚げと牛肉はおなじみの「南野呂」との相性が良かった。
ぶどうの新芽はもうしばらく、今年の新酒はどんな出来なのだろうか、今から楽しみである。

2010年4月9日金曜日

古宮 朝鮮人参キャンディー (韓国みやげ)

朝鮮人参は古来より滋養強壮に効能あるとされているもの。朝鮮半島の特産で江戸時代には対馬藩が朝鮮貿易を独占し、この朝鮮人参で大儲けしたとある。
これは人参をお手軽に味わえるようにキャンディーにエキスを練りこんだものらしい。韓国 古宮のもの。ここは、林原と提携しているからマービーでも使っているのか、シュガーフリーである。
漢方薬独特の香りとくさみがあるが、慣れてしまえば嫌なものではない。むしろ体に良さそう、という気分になる。どのくらいの人参が入っているのかは?だが、いかにも効きそうな味である。

2010年4月8日木曜日

北京大学てなもんや留学記

作者の『中国てなもんや商社』はちょうどSARSの真っ最中に中国商売をやっていた頃に読み、大笑いした記憶がある。当時の相手は中国を代表する優良企業だったから、作者が出会ったようなめちゃくちゃは多くはなかったけれど、「茅台酒の連続一気飲み+飲み潰れたら負け」、とか、「生卵入りビールの卵そのまま一気飲み」、「怪しい粉薬がSARSの特効薬+本当に飲むまでみなでじっと見てる」、など面白かったことは数多くある。 
これは、作者の北京大学の留学記、語学習得のコツ、学生気質と日本との違い、そして中国固有の考え方・生き方のルーツを紐解く、という盛りだくさんな本。語学は費やした時間の結果、日本のビジネスマンは本当にしゃべれない、など納得することばかり。
当時付き合っていた人たちは、とことんエリートで優秀、親切な人達ばかりで、山口百恵のファンも多く、日本蔑視とか敵視はなかったけれど、根っこのところでは反日教育を受けてたんだなぁ、と納得。当時我々はどう見られてたんだろうか? 今になって心配になる。 定価1,200円/定価1,619+税

2010年4月7日水曜日

ペリカン インクとコンバーター

筆記具にはペリカンのPelikanoPelikano Juniorを使っている。インクカートリッジは高いから、コンバータを使ってみることにした。
取り付けというほどのことも無い。 カートリッジを外してコンバーターを付けるだけでおしまい。あわせて買ったブルーブラックのインクを入れると、当たり前だが、なんの問題もなくスラスラ綺麗なインクが出てくる。 万年筆にインクを入れるという楽しみもある。カートリッジを買う値段よりも安くて満足。

2010年4月6日火曜日

Hansalim にんにく菓子 (韓国みやげ)

韓国の自然食運動グループのHansalimが出している「にんにく菓子」。名前は「菓子」だし、写真でも中身はよく分からない。買ってみてちょっとドキドキするのは外国モノならでは。
開けてみたら、ガーリック風味のラスクである。香ばしく適度な甘味があり、パリパリの歯ごたえがいい。日本でもよくあるが、これと違うのは大きさだけ。一つが2cmくらいで小ぶりなもの。一口で食べきれるサイズがちょっとつまむにはちょうどいい。
日本ではラスクは高い。味も歯ごたえも日本の有名店のものと同じ。ずっと安いし、自然食のお墨付きだから、おみやげに最適。 パッケージは少し垢抜けないけれど。