2009年12月31日木曜日

凍頂烏龍茶 (台湾茶)

台湾の林華泰茶行で買ったもの。一斤1,000元だから100gで650円というところ。上から4つ目、下から二番目のお茶。ちなみにここで一番高い凍頂烏龍茶は4,000元(1,800円/100g)だが、これで十分うまいとのことだった。
果たして、いれてみると色は明るい黄色で味も控えめ。その代わり、香りが高い。すぅっとするさわやかな朝霧のような香り、甘いよりも爽やか。口に含むと清涼感が広がり、強く、長く続く。時間を置くと甘い香りが出てくる。
茶葉は一葉ごとに丸まっている、湯を注ぐと広がるのが面白い。 

2009年12月30日水曜日

秋の大三角

「新潮エンターテインメント新人賞」受賞につられて読む。
横浜のミッション系女子高の里沙と由希は中学二年。高二に憧れの先輩 真央がいる。痴漢探しを頼まれた里沙は真央と近づきになっていく。スジは単純で、文章も読みやすいのだが、設定の突飛さと、地名や場所の具体的なのがチグハグ。無愛想で里沙を避けていた真央の父が急に近づいてきたり、里沙と由希の仲違い、生徒と先生の関係など、 今の女子中学生はこんなもの、と思えばいいのだろうか?
石田衣良氏絶賛ということだが、 読後感は??。 調べてみたら毎回作一人の作家が選ぶという文学賞とのこと。 石田衣良の本を読んでないから、外れるのが当たり前か? 
一応最後まで読んだから 1,100円/定価1,300円

2009年12月29日火曜日

華一風 特純

弘前で買った酒が届いた。たまたま宿泊したホテルのそばにあったみうら酒店で勧められて買ったもの。
カネタ玉田酒造店の生酒。『もろみを搾るときにギリギリまで圧力を下げた低圧絞りで柔らかく優雅なキレを醸した』とのこと。
洋ナシ香がホワッと立ち上がり、その後で生酒らしいツゥーとした余韻が来る。甘みがあり口溶けのいいフルーツを食べるような感覚がある。水菓子とは果物のことだが、飲んでいてこの言葉が浮かんだ。こうした旨い酒が飲めるのはとても嬉しい。

2009年12月24日木曜日

和幸酒販は油忠だ (利根川を下って)

冬の東京で快晴は珍しくないが、今日は風もなく暖かい。 たくさん着込んだら太陽が当たっている背中が暑いくらいだ。利根川左岸の堤防道は交通量が少なく、直線番長にはたのしい道だ。一気に小見川まで下る。菜の花の季節は土手が一面に黄色で、青空によく生え綺麗。 今は冬枯れ、土手には緑はないが空は青く綺麗だ。
焼酎が充実している和幸酒販は以前、小見川のショッピングセンターにあったが、いまは本店での営業。名前も油忠。利根川の開運で栄えた小見川らしい、素晴らしい名前だ。ご主人と話すのも楽しみだが、今日はご母堂も加わってくださる。清酒と呼ぶ人も少なくなったことなど。弾む会話もここまで来る理由の一つ。いつも焼酎とおすすめでの2本の6本を購入。 正月にゆっくりと楽しむつもり。 
走行距離 156.9km。 少し寄り道をしたので長くなった。片道70kmのツーリング。

2009年12月23日水曜日

山彦ハヤテ

講談社の新感覚の時代小説「KENZAN」に連載されたもの。
家督相続したての新米藩主「正晴」と、親と生き別れひとりで山に済む野生児「ハヤテ」の物語。お家騒動で信じていた馬廻り役に裏切られて行き倒れた「正晴」は、御留山に隠れ住む「ハヤテ」に助けられる。立場は違えど頼るもののない二人が、強い絆で結ばれていく様子は暖かい。
4話の短編は、身分の違う二人がお互い惹かれ、強く結ばれている様子が明るく楽しく描かれる。4話を通しては、二人の成長物語として読めて面白く、読後爽やか。
米村圭伍の時代小説はいいなぁ。 おすすめ。 1,500円と値付け/定価1,700円

2009年12月22日火曜日

加賀丸いも (京都みやげ)

京都みやげだけれど、 「加賀まるいも」という名前らしい。 山芋の一種だが、丸いのが珍しい。皮を剥かないでそのまますりおろすとうことだが、アクが強そうで皮を剥いてみた。
すり鉢でゴロゴロとおろすが、驚くほどの粘り気、丸いから掴み所が無くて大変。 最後はフォークで刺して。山芋を最期までおろすのは難しいが、フォークは結構いい手かも。プロや料理屋はどうしているのだろう、麦とろの店などは機械かな?
卵と出汁でのばして食べる、 ちょっと出汁をいれすぎ。 芋の旨味も薄くなってしまった。

2009年12月21日月曜日

グリーンティーソルト (韓国みやげ)

緑茶の香りも味もなく、普通の塩といった方が当たっている。 茶色っぽい細かい粉末だから、緑茶粉末を混ぜている、と考えるべきなのだろう。普通の塩として使えばいいのかな? 天ぷら屋なんかでは「緑茶塩」ってあったようなきがする。 焼肉にもいいかももなぁ、何しろ韓国製だし。
健康的なイメージの有る緑茶だが、日本でもあるのかと思って調べたらあった。緑茶塩「しおの茶」ソルティグリ-ン≪匠≫。 先月末の発売だから、韓国の方が先輩だね。

2009年12月20日日曜日

澄月 純米吟醸 (秋田みやげ)

秋田ツーで買った太平山 澄月 純米大吟醸。
秋田県産品プラザで買ってきた。酒も物産も充実しているのだが、役所の外郭団体らしい「ゆるい感じ」がうみだす「活気不足」「やる気不足」が購買意欲にブレーキをかけてくれるので、浪費をしなくて済むという利点がある。
しかし、この酒は「気合充分」。「数量限定品」「生酛仕込み」「無濾過」など、呑兵衛の気持ちをぐぐっと惹きつける。
吟醸香と一緒に旨みがドバっと押し寄せる。さっぱり、すっきりとは対極の味。濃く甘い。旨いからつまみなしでぐいぐい行ける。味の濃いしっかりした料理にに合いそうだ。昨日の「スジデミグラスソース」なんかともいいかも。 うまくて飲みすぎるのがちょっと難点か。

2009年12月19日土曜日

三忠 明石焼き

団子坂にある「三忠」は「蛸」で有名。名物は蛸のぶつ切り入りの「明石焼き」。高さが20cmもあり巨大、メレンゲのようでもある。ちぎって出汁で食べるとふわふわ、しっとりしてうまい。下のほうに溜まっている半熟の黄身も楽しめる。刺身や天ぷら、にょろにょろ動く踊り食いなど、蛸づくしで攻めてもOK。お銚子もタコ唐草という凝りよう。
居酒屋メニューも充実している。スジのデミグラスソースは特にうまい。フランスパンが添えてあるのも納得。これ一品でもランチメニューの目玉になる味。
最後は、たこ飯でしめる。赤と黒をハーフでもらう。 竹の器が楽しい。 黒はイカスミを混ぜて炊いた飯に蛸刺し、いくらのトッピング。出汁が効いていて、見た目ほどのガツンパワーはなく、穏やかでさっぱりした味。蛸が墨に負けてる。パエリヤのように油があったほうがうまいかなぁ。
一方赤はキムチ味。蛸ときゅうりのトッピングにキムチ汁をかけてある。甘みがあり、辛味と酸味は控えめであるので、キムチの素みたいである。よく混ぜて食べると、それでもピリピリ感が刺激になって、単品丼だったらあきるかなぁと思ても、酒を飲んだ締めにはいい感じ。 

2009年12月18日金曜日

ヤンのいた島

瞳子は学術調査団の一員として大西洋の孤島「イシャナイ」に渡る。子供の頃からのあこがれであった幻の生物「ダンボハナアルキ」を探すため、瞳子は夜キャンプを抜け出すが、ジャングルでゲリラに捕ってしまう。ゲリラに共感した瞳子は島の行く手を暗示する夢を見る。夢と現実が相互に行き交うような不思議な感じを味わう事ができる。
井上ひさしの書評に惹かれて読んでみた。退屈せずに読めたので、良しとするべきだろうが、、、
「夢」の噺は落語にはたくさんある。「鼠穴」では人生を夢で見る。「天狗裁き」では夢で夫婦喧嘩がおこり、「芝浜」では夫婦の絆を強くする。どれもこれよりも面白い。という意味で、井上氏の絶賛には?。
優秀賞とはこんなものか。 890円で買い/定価1,500円

2009年12月17日木曜日

利尻昆布 利尻島みやげ

利尻みやげの利尻昆布。 Webではうずたかく昆布が積み上げられていて、昆布の本場という感じ。昆布にもいろいろあって、マコンブ、オニコンブ、リシリコンブそれぞれ大阪、関東、京都で好まれるとある。 うちでは出汁の違いがわかるほど舌が肥えていないから「最高級品 天然利尻産」というだけでありがたい。
北海道というと海岸で昆布を干している景色が浮かぶ。利尻は遠いが一度は行ってみたい。

2009年12月16日水曜日

どすこい 仮

ベストセラー小説の題名を借り、主役の『でぶ』の不気味さと怖さを過剰な「おかしみ」でくるんだ連作小説。
相撲、赤穂、ずぶねり、に執着あり、ラジカルな女性編集者の激しいツッコミとやられっぱなしの作家、新人編集者の「おろおろ」振りがも楽しめる。
すべてが「脱力保証」の不条理、、不合理、不可思議が生み出すバカバカしさが前編に溢れている。
一見バカバカしそうに見えるが、地の文でも「くだらない」「不出来」「読者を裏切る」と繰り返されると、パロディ・換骨奪胎、あるいはパクリ・エピゴーネンか?と裏読みしたくなる。が、全くわからず。そもそもほとんどの本を読んでいないから。
しりあがり寿の挿絵あって、厚い本でもお買い得 2,100と値付け/定価1,900円でやっぱりお買い得??

2009年12月15日火曜日

骨董屋征次郎手控

池田屋事件があり、壬生浪がのし歩いていた時代、金沢藩の元武士『征次郎』は京都で骨董屋を営んでいる。
骨董が引き起こす事件を征二郎は切れ味良く解決していく。親の敵との因縁、幼なじみとの再開と別れ、加賀藩の企みなど、揺れ動く幕末を背景に、征次郎の関わる事件も大きくなる。幼なじみに似た芸妓「小染」との縁も骨董によるものだ。 
骨董のうんちくも楽しめ、スルリと読める楽しい本。 京都に戻ってきた征次郎と小染の仲も気になるところだ。 続編にも期待。 
面白く、ためになる、のどごしの良さも○ 1,300円で買い/定価1,800円。

2009年12月14日月曜日

カントリーマアム ブルースカイヘブン バーション

ハーレーダビッドソンはマーケティングのうまい会社だ。バイクを売るだけでなく、ライフスタイルやバイクでの楽しみ方を販売している。だから、アフターマーケットやサードパーティーのパーツが売れ、洋服が売れる、プリンターを安く売ってインクで儲けるようなものだ。
そのユーザ会のお祭りが 富士ブルースカイヘブンで、このところは毎月5月に行われている。今年で11回目だが、毎年天気が悪いというジンクスが有る。
さて、この『カントリーマアム』は昨年の富士ブルースカイヘブンで配っていた、もう1年半も前のもの。大掃除をしていて発見。オレンジと黒のハーレーカラーにブルースカイヘブンのバッジをあしらったうまいデザイン。
アメリカはクッキーが好きだしハーレにはお似合いかも。チョコッチップ、ピーカンとピスタチオなんか、駐在していたころはよく食べていたのが懐かしい。

2009年12月13日日曜日

新菊島温泉

先週は『谷地温泉』まで行ったものの、12月とは思えないほど暖かくて温泉は入らずじまい。で、今週は本当に温泉に行ってみた。
日曜日の半日温泉だけツーリングだから、温泉に入ったらそのまま帰ってくる、ということになる。で選んだのは、ぬるすべ温泉の『新菊島温泉』。東北道を一直線、矢吹ICで降りてすぐだから行き帰りも楽。9時からやっているから朝早く出ての半日ツーにも最適。
ただし、場所はわかりにくい、R4を右折して県道55に、小さな川の前の野良道のようなところを右折、すぐに左折すると看板が出ている。田んぼの真中、本当に温泉があるのか? という鄙び方。 WATERとか、「新」と囲ってあったりで怪しい雰囲気120%である。建物が大きいだけに手入れが行き届かず若干あれた感じがかえってお湯の良さを期待させる。天狗が迎えてくれる。男湯には塩ビ管でドバドバ湯が投入されている。ぬるい。薄い褐色でぬるすべがすごい。くぐり口から入る大浴場は開放感あふれる一面ガラスで気持ちがいい。半円形で直径は10mもあるだろうか、巨大、泳ぎたくなるなる程の大きさ。 ここにもドバドバ湯が注がれていて、あふれるに任せられている。湯はぬるいから長く浸かっていてもOK。細かい気泡がたくさんつくのも面白い。30分も入っていただろうか、全然あったまらないので、冬にはどうかな? 巨大温泉プールもあるから、夏に再訪しよう。
休憩は行きに一回だけ。帰りは300kmを給油だけでノンストップ。温泉効果か??
走行距離 503.0km 磐越回って帰ったから距離も走れて、道もすいていて快適。

2009年12月12日土曜日

人形町今半 すき焼き

人形町今半本店は通り沿いは精肉店。昭和30年代の雰囲気をそのまま残す横丁に大きな角店で立っている。 精肉店は7時までだが、これはウマそうだ。 
すき焼き店の入り口は横にひっそりある。中には入ると入口近くに大きな鉄板焼きのテーブル。入れ込みで食べるのだろう。 ベニハナをちょっと思い出す。
今日は特上のすき焼きコースを個室で。雰囲気のある良い部屋。坪庭がちょっと見える。七福の前菜はどれも手が込んでいる、刺身もたべ、そろそろ、すき焼きのスタートだ。
肉はとても大きくカットしてあり、3つ畳みになっている。まずは肉。仲居さんが手際よく、割り下をたらして、さっと焼き付け作ってくれる。 たっぷり卵をつけて『うまい』。今日の肉は鹿児島産とのこと。レジの横にきちんと番号が表示されてい。神戸とか前沢というブランドではなく、どこの誰が肥育したか、という個人名の管理である。
今度は鉄板焼きもいいなぁ。

2009年12月11日金曜日

農心 イカスナック (韓国みやげ)

プサンみやげ。でもメーカーは農心だから韓国ならどこでも買えるはず。 
パーケーッジの『焼きイカにバター』からイカスナックとわかる。
袋をあけると『イカ』の匂いがどぉん。形はイカと言われれば「そうかなぁ」という微妙な形。色はピンクと茶色と二種類。味に変わりはない。
サクサク、軽い味。ほとんどが空気という感じで歯ごたえも味も薄い。イカもバターも味はほのか。軽いからいくらでも食べられる。 食感系スナック、歯ごたえを楽しむのに割り切る。 味も軽いし、おなかにも軽い。匂いも袋を開けたときだけ、イカ臭くなる心配はなし。

2009年12月10日木曜日

収穫祭

山奥の村で中学生3人以外の住民の全てが殺されるという事件が発生する。事件は一旦は収束するが、類似の殺人が繰り返し起こる。
崩れそうな二本の橋がなくなれば孤立してしまう「首尾木村北西区」、台風で交通は途絶、暴風の中を走り回る中学生3人。第一部は特に怖い。
二部以降でも真犯人は明らかにならない。緊張感を持ったまま殺人が続くとともに、犯人が誰かが一層混沌となる。
最初に張られた伏線は見事に収束し、一点の曇りもない。収穫祭の意味が明らかになる最後もすばらしい。
1,900枚を超える大作、読み応えあり、2,800円で買い/定価2,100円。

2009年12月9日水曜日

ナンダ・デヴィ

昭和30年代、まだヒマラヤ遠征が困難だった時代にガワール・ヒマラヤの名峰『ナンダ・デヴィ』に登頂した日本人がいた。公式記録では2回の登頂だが、実際には3回。同じ登山隊の人間は皆、不可解な死を遂げる。出世コースから外れた新聞記者が死の直前まで書かれた手記をもとに真相を明らかにしていく。
物語が動き出すのは第5章残り50ページになってから。長い前振りである。
山岳小説であるが、肝心の登山シーンもヒマラヤの描写も腹に落ちない、臨場感と緊迫感がなく、ガワール・ヒマラヤの神々しい美しさが浮かんでこないのが残念。
チベット動乱や冷戦を題材にしたテーマも舞台も魅力的なのだが、小説としての面白さがない。 暗くぼんやりとした表紙と内容も似ている。
着想も舞台もいいのに、 680円くらいかなぁ/定価1,500円

2009年12月8日火曜日

クリスマスフラッグ

Thanksgiving が終り、バーゲンが始まりホリデーシーズンの始まりだ。 我が家もクリスマスフラッグにとり変えた。  デザインはステッキ飴(というのだろうか?Candy Caneの直訳)。クリスマスツリーの飾りにはポピュラーなもの。オフィスでもこの飴の入った大きなプラスチックの箱が置かれていたのを思い出す。

このキャンディーケーンとクリスマスの関連にはいくつかの説がある。
キャンデーケーンをクリスマスの飾りに使ったのはドイツ・スウェーデン系移民のイムガードで1841年のこと。全米お菓子協会がイムガード説を公認。
もうひとつは、19世紀後半にオハイオのお菓子屋がお菓子でクリスマスを表したいと考えて作ったという説。これも最初は白だったとのこと。
探せばもっと出てくるかもしれないけれど、、、

日本ではクリスマスステッキというらしい。

2009年12月7日月曜日

福島牛 にんにく肉味噌 (福島みやげ)

アンモナイトツーの帰りに「日立中央PA ファミリーマート」で買った。735円。納豆揚げせんべいと迷った挙句に福島牛の力強さが決め手となって購入。
早速開けて食べてみると、 スーパーで売ってる普通の「にんにく味噌漬け」。福島牛は目に見える形では入っていない。『だまし商品』に認定。 

2009年12月6日日曜日

いわき市 アンモナイトセンター

快晴の朝、ひと月ぶりのツー。12月だから温泉であったまろうと、目をつけておいた「いわき 谷地温泉」へ向かう。快晴なのだが、急に暖かい空気が流れたせいだろう土浦から日立までは濃い霧。濡れても12月とは思えない暖かさ。まず、温泉のとなりにある「アンモナイトセンター」にまず立ち寄る。ここは8900万年前の化石産出地をそのまま公開している。昔の牧草地を買取り、表土を削って化石層を露出させ、建物で覆ったもの。
だから館内は地面がむき出し。ここに無数の化石がある。外の露頭では700円で化石を掘らせてくれる。用具は貸してくれるから体ひとつでOK。取った化石は持ち帰りできる。二枚貝程度なら誰でも見つけられるということ。
暖かく温泉に入る気分でもなかったので、K35を楢葉まで走りそのまま帰ってきた。 いわき鉱泉巡りはまた次回だ。
走行距離 447.3km 快晴の行楽日和だったが道はすいていて楽しめました。

2009年12月5日土曜日

端唄 俗曲 英語 教えます

明石寿々栄師匠の半世紀だが、普通の芸人と思ったら大間違い。留学組+外資のバリバリ営業ウーマンとして大成功しながら、寄席にも出てしまうというスーパーレディの自伝である。
昭和32年にアメリカに留学、留学先がフリード・ハーディマンカレッジ、一年後にはラバッククリスチャンカレッジに移り学位を取得してしまう。バレンタインクイーンになったり、アルバイト先では特別ボーナスを貰ったりの大活躍。
帰国後は、家業の中華料理屋の手伝いを皮切りに、エイボンではゾーンマネージャとして初の「ダイヤモンドピン」の獲得して一財産を作る。
この間も、三味線、民謡、端唄、俗曲と何でも修行、挙句には芸人としてデビューしてしまうというスーパーぶり。小さん一門から今は鈴々舎馬風門下。落語協会所属の芸人として活躍中。同じ小さん門下でも六代目小さんとは大違いのエネルギッシュぶり。 もうお年なので寄席には出ていないようだ。 一度聞きたかったなぁ。
スゴイの一言、 1,200円で買い/定価1,300円

2009年12月4日金曜日

塩 (韓国とイタリア 味比べ)

ただの塩。 イタリア製と韓国製を手に入れたので味比べ。
韓国製(右)はさらさら、パッケージの色からして伝統製法で海水から作ったという感じ? ラベルに800℃とあるから海水を800℃で焼き上げたようだ。 味の素の瀬戸のほんじおが塩水を480度以上の高温直火製法というから、この倍の温度。木目の細かい透明感のある小さな丸粒。力強い味なのは800℃のおかげか。
イタリア製(左)はFlamingoのもので、シチリア島 東端にあるトラパニの塩田でフェニキア時代のままの手法で作られているという。確かに"Handly Harvested"と書いてあるから手作りなのだろう。旨みの強い感じがする。

2009年12月3日木曜日

ダブルフェイス

若い刑事「根本」の彼女「百合子」は、チームリーダーを務めるやり手証券ウーマン。根本は円山町のホテトル嬢殺しの専従。捜査はホテトル嬢の昼の顔「エリート証券アナリスト」から背後関係追い真実に迫っていく。かたや、百合子の同僚は男社会でノルマの数字を達成するために張り詰めて働き、売春をしてバランスをとっている。ばらばらであったエピソードは終盤に向けて収束していく。
徐々に網が絞られ焦点が合うように一気に収束に向かう捜査の様子が楽しめた。一方、男社会で生きる女性のストレスと代償、なぜダブルフェイスであったかは明らかにされることはないことが残念。
捜査の面白さと捜査員一人一人のキャラクターで読ませる。 1,400円で買い/定価1,800円

2009年12月2日水曜日

あんぱちや

『あんぱちや』は不忍通りから路地を入ったところにある。ホームセンターができてから雑貨屋はすっかりなくなったが、根津にはしっかり残っている。竹箒や竹笊、はたきまで売っているのが見える。需要があるのだろう、すごいなぁ。店内にはぎっしり品物が詰まっていて空間や道路をうまく使って商品を並べている。ガリバーのディスプレイはこうした日用品屋がオリジナルなのかもしれない。
ここは、文京区立根津図書室のうらにあるのだ。ここは落語・演芸の収集では都内でもっとも充実している、ということは日本一かも。

2009年12月1日火曜日

昭和の東京

路上観察学会の22年にわたる活動の集大成に加えて学会員が昭和の東京としてエッセイを書いている。
題名は『昭和の東京』だが、3部構成となっていて「昭和の東京」はその第一部、ちょっと前まであった(ような気がする)建物。 第二部は「街角の匠 装飾の美」。その辺に転がっている建物、塀、装飾物から『美』をみつける、古びているが美しい。第三部が「変なもの」。名作「にわとりテレビ」や「純粋階段」も掲載されている。
実物を見てみたいものばかりだが、バブル以降にほとんどがなくなったということだ。残念。それにしても筆者達の観察眼はすごい、気にも留めないその辺のものから「美」を見つけ出すのだから。
懐かしくて、ためになる 1,400円で買います/定価2,300円