2010年10月31日日曜日

ルミエール 2010新酒祭り

ルミエールの新酒祭りに行ってきた。今年は10月30日と31日だけれど、昨日は台風で大雨。どんよりした天気だけれど雨はふらず。
今年は春の長雨でぶどうの出来はいまいちということだけれど、工場長以下技術陣の卓越した技術と伝統の力が今年も旨いワインを醸したという。
甲斐はフルーティな中に力があり、ベリーAも安定した旨み。
いつものホテル西洋の炭焼き牛肉も大変美味しくいただきました。
抽選会では今年の新酒を当てることができ、こちらも大満足。
来年の新酒まつりには、仲間をさそって、必ず来よう!!

2010年10月30日土曜日

オランダせんべい


東北地方では有名だという「酒田米菓」のオランダせんべい。秋田出身の同僚に教えられて仙台駅で購入。130円。 
日本で始めてのサラダ味の薄焼きせんべいで、庄内産米だけで作っているという。 昭和37年から販売中というからもう50年近い歴史。
軽くてパリパリ、結構塩味が強いけれど、これでも昔よりは薄味になったそうだ。 

2010年10月29日金曜日

ツォップ ベリーベリー

住宅地の中にあるパン屋は、個性のあるパンが選べるし、惣菜パンも豊富、値段も安いから人気の出るのは当たり前。
ワインを飲もうという気になると必ず買いに行くことになる。今日もコート・ドールのワインをあけるつもりでパン選び。選んだのはベリーベリー。名前の通りベリーたっぷり、外にもはみ出すくらい。ワインにもあうよ、という惹句に惹かれて購入。

2010年10月28日木曜日

浅草今半 牛肉弁当

久しぶりに東京駅からの出張。 「まめだ」か「今半」で迷った挙句、「牛肉弁当」。 吉野家の牛鍋丼といの違いは? と突っ込みたくなるが、、、
やっぱり老舗の貫禄。 肉は似たような見かけでありながら、今半の出汁で上手く味付けされているし、味の染みた豆腐も旨い。 肉がたっぷり入っているのも嬉しい。 値段だけのことはあります。

2010年10月27日水曜日

鉄道ピクトリアル 2010年11月

ピクトリアル(グラフ雑誌)という名前とは大違いで白黒写真が多く、学術的でお固い研究記事が多い。だから、子供の頃カラーで綺麗な写真が売りの「鉄道ファン」を買っても、ピクトリアルに手を伸ばすことはなかった。
買ったのは、「特集 只見線」だから。 JRに沿って走る会津坂下から小出までのR252 は大好きなツーリングコースだし、温泉もたっぷりだ。
40年近くまえ、まだ蒸気機関車が走っていたころ、夜行で会津線に機関車を観に行ったことが忘れられない。 夜行で一晩かかったのが、いまやパイクでも日帰り圏内。便利にはなったが、山深い会津線の魅力は昔のままだ。
会津線に乗るなら絶対に雪深い冬。

2010年10月26日火曜日

宏とたまえの縁結び大福

小出からR252を一時間。 会津と接する入広瀬。 鏡ヶ池のほとりに道の駅がある。只見線沿いの小さな村である。
小出から入るとこれから六十里越峠を越えて田子倉湖へ抜けるという楽しい道の始まりにある。 古くは開拓部落であったらしく、30年代から入植した夫婦が作る大豆。 炒り豆にしてあって、カラッとして大変にうまい。

2010年10月25日月曜日

わらく堂 スイートオーケストラ マロン

伊勢丹の北海道物産展で買ってきた。 試食したスイートオーケストラが美味しかったから。 かぼちゃと栗、あともう一種類あったような気がするが、 かぼちゃと迷った末に、この季節らしい栗を選ぶ。
マロンクリームがベースに、真ん中にプリン、一番上にはホイップクリームと三層構造になっている。冷凍での販売。解凍して食べると、試食した時の滑らかさも、栗の旨みも薄いなぁ。 食事のあとだからか、それとも、解凍が上手くいかなかったのか、 それとも、こんなもん?? 大きいようでも4等分することっても小さくなる。 量が少ないのが、ダメなのか。

2010年10月24日日曜日

札幌カリーせんべい 

前に出張のときに買って、旨かった記憶がある。で、また購入。 千歳空港にはたくさんあった。煎餅というよりは、おかき。小さな揚げおかきにカレー味が染み込ませてある。 日本人の大好きなカレーにおかき、だから売れないわけがない。作っているのが札幌スープカレーの名店「札幌カレーヨシミ(行ったことはないけど)」というのだからまずいはずがない。
確かにうまい。

ひところ品切れ続出のじゃがポックルも、花畑牧場も普通に買えるようになったから、 次のスターを目指して、各社必死で開発競争してるんだろうね。

2010年10月23日土曜日

岡崎酒造 亀齢 佳撰

半年も前に信州上田の岡崎酒造で買ってきたもの。 しまい込んで忘れていたものを今ごろ取り出して飲んでみる。 
やっと秋らしくなり、酒の旨さが染み入る頃になったし。 
常温で飲んでみると、やや辛口でクセがなく、つるっと喉に入る。普段に普通にノムにはちょうどいいね。 四合瓶で1,000円だったと記憶している。 

2010年10月22日金曜日

半島を出よ

経済が破綻した日本。円安と株の暴落、消費税の大幅アップで町にはホームレスが溢れかえる。貧富が拡大し、政治は不安定、核による武装を叫ぶ強硬派の台頭もある。頼みのアメリカは中国と協調、北朝鮮と融和し、日本との関係を一気に縮小する。
そして、北朝鮮の特殊第八軍の精鋭が福岡に侵入する。時刻の破綻した経済を立て直すために、福岡を侵略して日本から独立させて東西の緩衝地域を九州に移し、アメリカ協調路線の障害となる対米強硬派を朝鮮から移動させるという計画だ。
戦略のないまま首を縮めて難を避けようと、無策の政府首脳、目先の打ち手だけに集中する政府。結果として、何の障害もなく、着実に北朝鮮の侵略が進行する。
5年後に実際に起こったら確かにこのような対応になるだろう。国の優先度を決めずに人気取りだけに注力する政府を持った国民は悲しい。
緻密な構成、圧倒的は迫力、明確でブレのない描写。 作家の想像力と筆力に感服。 4,000円/定価3,700円

2010年10月21日木曜日

一粒庵 (札幌で食べる)

食べログで評判の札幌「一粒庵」。二時過ぎでも数人が並んでいて、人気が高いのに納得。厨房には白衣もさっぱりのご主人とスタッフ。 キリットした清潔感が店内に充満。
札幌といえば味噌、「元気の出る味噌ラーメン」1,000円を注文する。行者にんにくとチャーシューの角切りの卵とじ、4年熟成の味噌、北海道産の食材にこだわったラーメン。
辛めの味噌スープが、麺に絡む。 卵とじを崩しながら麺、スープと一緒にすする。 コッテリ、ギトギト濃厚ではなく、旨みがしっかりと濃く溶け出したスープと味噌の辛味が上手く調和している。 
行者にんにくは特製で匂いの無いもの。旨さは匂いでもあるから、普通のほうがいいね。スープにももっと合うだろうし。万人向きではなくなってしまうだろうが。

2010年10月20日水曜日

江戸前おでん 深谷 (札幌で食べる)

秋らしくなった札幌にはコートを着ている人も多い。寒くなったらおでん、すすきのにある江戸前おでんの店に行ってみた。
うなぎの寝床といっていい、細長い店内。入口そばには、カウンターとおでん鍋があり、奥には小上がりが少し。 8時過ぎで結構な客の入り。
塩辛声のご主人に迎えられ、カウンターに座る。メニューには全く値段がないから敷居はちょっと高いかな。
江戸前というと寿司、おでんで江戸前?? と思ったが出汁を味わって納得、しっかりと醤油色の関東風。澄んだ出汁でない、ということを強調しているんだろう。ご飯が欲しくなるしっかりした味、だから酒飲みには箸休めが欲しい、海鼠の酢の物を注文。 種は地のものも多い、たらこ、イカ、昆布、ホッキ貝など。 たっぷり食べて、燗酒を飲む。酒は銀嶺立山、これもチョイスはない。 燗にむらがあるのが残念。 めずらしいものでは牛タン。 こってりとうまい。 これはご飯で〆に食いたい。
飲んで、食べて8,000円。 値が張るから、〆に軽くか、はじめにちょっとという店なのだろうね。

2010年10月19日火曜日

赤い森

かつて一家が惨殺されたという樹海の山荘。 後半が読めない惨殺犯の手記、曰く有りげな民宿の主人、と仕掛けからして禍々しい。
誘われるように山荘に引き寄せられる人々、過去と現在、現実と幻想が激しく転換し、一体自分がどこにいるか分からなくなってしまう不安。
かつて別々に発表した短編二篇に最終章を書き加え、スムースにつながるように書き加えたということだ。なるほど、ホラーというのはこういうモノなのか、と読んでから得心。
怖い、というよりは、不安を増幅させるホラー。 ミステリーでもあるのかな?
1,150円/定価1,890円

2010年10月18日月曜日

Habanero Garlic (ウィウコンシンみやげ)

夏の旅行で行ったウィスコンシンのDoor Countyのウッドオーチャードファームで買ってきた。 ガーリックをハラペーニョをビネガーにつけたもの。 ビンの縁までぎっしりだったけれど、ついついつまんで食べる。
普通のにんにくの酢漬けと違うのは、ハラペーニョ入りであること。ンの下には激辛ハラペーニョがこれでもか、というほど入っているから、つまめば顔から火が出るほどだが、辛味と一緒に旨みとグーンと増しているから、酒の肴に最高。 不思議と焼酎の湯割りにもよく合う。
ニンニクをつまむだけでなく、ビネガーを何かに使えるのではないかと思案中。 バラ肉を浸け込んで醤油と砂糖を多めにいれてじっくり煮込んだら旨いのではなかろうか。 

2010年10月17日日曜日

事故係 生稲昇太の多感

生稲は22歳、交通事故係の巡査。父親からの二代の警察づとめの正義漢。 チームを組む巡査部長の見目は29歳。警部補試験の真っ最中だが、いつ冷静でそつなく仕事をこなす能吏タイプ。
生稲は、警察ハイアラーキでは最下層、まだまだ学ぶことも多いのだが、周りは上司はクセモノばかりで、正義漢も猛進や空振りばかり。
仕事を通して、アル中の噂の係長が署でナンバーワンの切れ者であったり、悪徳警官風が実際には情報収集に長けたベテランである、ということがわかり、自身も成長していく。
周りはいい人ばかり、自分が成長することで良さがわかる、という一昔まえのホームドラマを見るような心地良さは,物足りなさにもつながる。
ぶつかって、大きく成長する生稲を続編で書いてくれい!! 1,200円/定価1,700円

2010年10月16日土曜日

散歩写真 (電気屋が兼業するタバコ屋)

量販店に押されて、どこの商店街にもあった電気屋もすっかり少なくなった。 
この店は茨城県牛久の国道6号沿いで見つけた。 面白いのはタバコ屋を兼業していること。今時珍しい昔ながらのきちんとした店舗である。 もっとすごいのは、自動販売機のないこと。
綺麗な店だからきっと商売もうまいのだろう。

2010年10月15日金曜日

磨千貫


本坊酒造の新機軸。
黄金千貫の皮を剥いて中心部のみを使って、黒麹を使った甕壷仕込み。吟醸仕込というらしい。さらにタンクで長期熟成というから、爽やかでフルーティー、芋の香りよりもすっきりを狙ったものというかんじだが。
ふくんでみると確かに爽やか、芋の重みをかんじることはない。 いつものお湯割りにすると芋の香りもただよって、これも旨い。

2010年10月14日木曜日

吉野家 牛鍋丼

吉野家が9月に発売した牛鍋丼が大ヒットしてるらしい。 並が280円で女性客に大受け、25%も客が増え、一ヶ月で1,000万食も売ったという。
流行りものには乗ってみる。で早速近所に食べに行ってみた。 並と大盛り(こちらは380円、並べて見ると確かに大きさが違うねえ。
肉は少なめ、白滝と玉葱がいい感じに煮え、味の染みた豆腐もうまかったぞ。

2010年10月13日水曜日

新鶴本店 塩羊羹

諏訪大社の隣、新鶴本店で買った塩羊羹。
冷蔵庫に入れてはダメ、冷凍すると味が落ちる、ということだから、早速開けてみると。 大きなバットで作ったのだろう、切り分けられた一棹が経木風の紙に包まれている。
しっとりした甘味に塩が調味料として効いている。まさに甘味を引き立てる絶妙な塩梅。 寒天は地の物、大豆は北海道を使って、楢の薪で練り上げるそうである。

2010年10月12日火曜日

札幌で食べる 「くさち」

札幌で飲み屋を探す。 ホテルのそばにいい店があるというので行ってみたのが、「くさち」。
7時半頃に行ったら空いていたのはカウンターの二席のみ。 繁盛店らしい活気がある。
みなが注文するという「かにだるま」。 足の下には身がぎっしり。剥く手間いらずで人気の有るのも納得。替えだるまもあるらしい。
イカゴロ三升漬け、刺身、キノコと山ほど食べて酒は国稀の鬼ごろし。 うまかった。

2010年10月11日月曜日

諏訪満喫ツー (山を見て、温泉、お土産、ラーメン)

朝から快晴の日、望岳ツー、ついでに温泉とラーメンもという欲張りツー。
まずはC2から中央高速へ。 笹子トンネルを出てからの南アルプス、甲斐駒から白峰三山、塩見、明石まで全部見える。 八ヶ岳PAで甲斐駒を堪能、諏訪に下って槍穂と常念を見る。
岡谷で下りて、毒沢温泉へ。一番鄙びている(らしい)沢之湯に入る。入湯料は500円。 朝10時半で今日初めての客らしい。 浴槽は1.5m四方くらい。深さは60cmくらいか。 一人でゆったりと入る。10度の源泉を加熱、ぬるいからゆったりと入ることができる。 夏にはおすすめ。
この温泉は飲用も可能。実際に「金山の霊泉」として販売されている。ペットボトルで700円だ。 飲んでみると酸っぱくて、キシキシの渋み。味の薄いレモンのようだ。これは旨いぞ。一回に100ml、一日200mlくらいが適量だそうである。
山を下って、諏訪大社へ。秋宮横には塩羊羹で有名な「新鶴本店」に。ウマそうな和菓子もたくさんあるが、今回はお土産に塩羊羹を買うのみ。
最後はラーメンだ。地元で有名な「ハルピンラーメン」の市役所前店に。11時30で駐車場は満車。隙間にバイクを止めて店内に入るとすでに10人くらいが食べている。 
迷った末、「ハルピンラーメン新味+寝かせニンニク卵」を注文。細麺の縮れ、固ゆでだ。スープは焦がしニンニクと味噌、魚介ベースだろうか。ユニークな味である。最初は薄味と思ったが、一杯食べてみるとちょうどいい味。 「たれつけ」、「ハルピンスペシャル(これは全部載せらしい9)」、「唐揚げ」「餃子」なんかもあり、ビールのんでゆったりしたい感じである。 
この後は、諏訪ICからきた道をもどる。 笹子トンネルは3km、談合坂からは15kmの渋滞、すり抜けは疲れるなぁ。

走行距離 487.3km、 ジョグ4.8km 32'50" (再開)

2010年10月10日日曜日

207系H7編成 マグネットセット

新型車両としてオレンジ色の101系が中央線にデビューしたのは昭和32年というからもう50年以上前。この置き換えとして新型201系のお目見えが昭和54年、この30年以上通勤電車として活躍した201系もついに引退。
記念のマグネットを売っていたので、購入。残っていたH4編成とH7編成のうち、これは最後まで走っていたH7編成のもの。
カナリヤ色の総武線、緑の山手線、ブルーの京浜東北線とあっても、オレンジの中央線が一番光っているのはどうしてだろう。

2010年10月9日土曜日

散歩写真 久しぶり (ふとんの斎藤)

国道6号を走っていたらピンクの建物。
屋上手すりの黄色と、紫のアクセントにして肌寒い秋雨に打たれるクタビレ感のあるピンクの建物は存在感あり。布団にはピンクは結構似合うのかもしれない。
調べてみたらWebページまで用意されている。結構まともでびっくり。

2010年10月8日金曜日

ひまわり事件

若い4人が空き地に入るところから物語が始まる。 舞台が暗転して13年前の現場に。
4人は幼稚園の年長組、で、悪ガキ。隣は老人ホーム。どちらも市会議員の経営だが、彼はちょっと胡散臭そうである。選挙が近い議員の人気取りのためとしか思えない幼・老の交流。老人はうるさい子どもが嫌い、子供は年寄りが怖い。で、上手く行くはずもないのに、なぜか悪ガキ4人組は気に入られてしまう。胡散臭かった経営は事実、元全共闘が不正を暴こうとして、あろうことか、ホームの占拠する、もちろん悪ガキ4人組も籠城組。
幼・老友情物語、いつも女は強いなぁ、というホロリ、ニコリの小ネタ満載。4人組も大きく成長して、最後に再度の泣かせが仕込んである。
いいなぁ、荻原浩。 2,100円/定価1,800円

2010年10月7日木曜日

東京ビックサイト で食べる

東京ビックサイト近くには大して旨いものがないから、展示会で何日も通うときには昼が大変だ。
パレットタウンにある 加賀屋、 ワシントンホテルの二階程度かなぁ。
で、今日は「宇田川」のバラちらし。 マグロ、イカ、サーモンに卵が7mm位に綺麗な正方形に切りそろえられて醤油に付けてある。すし飯も味が付いているから、ガシガシかき込む。
ここは大盛り同料金なのだけど、盛りがちょっと悪いなぁ。

2010年10月6日水曜日

アンコールビール


カンボジアと言えばアンコールワット、世界遺産で世界中から参拝と観光客を呼び寄せている。カンボジアの国旗にもなっている,カンボジアの象徴でもある。
だから、カンボジアのビールと言えば、 アンコールビール。カンボジアを代表するラガービール名前通りに、グラスにもアンコールワットが描かれている。
これは、アンコールのおみやげで貰ったもの。シュリムアップのレストランで生ビールのジョッキとして使われていたも。お土産に買いたいといったら、くれたということ。 カンボジア優しいなぁ。 
肝心のビールは飲んでないので味は不明。ホームページによれば日本にも輸出しているらしいから、見つけたら買って飲んでみよう。

2010年10月5日火曜日

ロード&ゴー

救急車と救急隊員の過剰な説明で始まる。小説に名を借りた 現代の救急医療の課題の紹介なのか、と少しげんなりして読み続けると、
救急車が乗っ取られ、現金の要求と爆発の予告という緊急自体が発生し、物語は一気に緊迫する。
その後の展開でも、救急医療の問題の議論など冗長な箇所が多いが、犯人の特定と、乗っ取りの真意が明らかになる。
元暴走族でいまは運転手の生田、使命に燃える森、沈着冷静な鬼平と魅力ある人物設定もいい。 読後感も爽やか。
でも、アクションに徹するなら救急医療への批判は無駄。 890円/定価1,680円

2010年10月4日月曜日

悼む人

表紙がいい、静謐だが力強い。舟越桂の作品ということだ。悼むよりは秘めた意思という感じを受けるが。
亡くなった人を自分の胸に刻みつける「悼み」の旅をしている『静人』。妹はシングルマザーになろうとしていて、母親『巡子』は末期ガンながら最後の日まで力強く生きようとしている。トップ屋の『蒔野』と夫殺しの『倖世』は静人に惹かれていく。
感動的なのは巡子と夫の鷹彦。最後まで子供を思いやり、できることに感謝し、前向きに生きる。そして生まれてくる子が入れ替わりのように息を引き取る。巡子を支える夫。夫婦の理想型を見た。 最後まで父を許さなかった蒔野が最後には父を受け入れる、そして自分を取り戻す倖世も素晴らしい。静人がなぜ悼むのか最後までわからないままであったが、 周りの人間をまっすぐに活かす触媒であるのかもしれない。 
静人よりも周りの人間が魅力的。 2,100円/定価1,619円。

2010年10月3日日曜日

ブルースカイヘブン 二日目

快晴の朝、富士さんがくっきり。昨年は大雨、昨日は富士山方向は曇って見えなかったから、最後にブルースカイヘブンとなったわけ。 午後から雨の予想も外れ、午後まで良い天気の一日。 
BSHで貰ったのもは、
スケジュール表。おなじみのBSHワッペン、 そしてタグ。
ピンク色のは今年のチャプターパレードの参加車両の証。 
今年は、キャンプ場でのんびり、チャプターパレード以外には何もしなかったからショップのおみやげもなし。 ビーズ屋公ちゃんの財布は欲しいけど、2ヶ月待ちかぁ。
タンデムだったから久しぶりに高速をのんびり。SAでたっぷり休みをとって 200km足らずの道を5時間もかけて帰ってきた。
走行距離 405.7km (二日間のトータル)

2010年10月2日土曜日

最後の富士ブルースカイヘブン

10月2-3日は 富士スピードウェイでの最後の富士ブルースカイヘブン。2日はチャプターツーリングで会場入り。チャプターパレードではノロノロだったけどスピードウエイを実際に走る。
夜はバーベキューと花火。 
出し物は少なくなって少し寂しかったけど、天気もよく満足の一日。

2010年10月1日金曜日

万年前座

立川談志が好きだ。落語のコレクションでも圧倒的に多い。 生で聞いたのは2009年2月が最後。
立川キウイも談志のファン。 で立川流に入門するも16年も前座でいたという前代未聞の記録をもとにかいたのがこれ。
辛いこと、悲しいこともサラッと優しく書いているから、三度の破門、度重なる昇進試験の落第、弟弟子に抜かれる悔しさも、薄ぼんやり。師匠の二面性、「入門させたからにはモノになるまで面倒を見たい、という優しい師匠」と、「未熟な芸では昇進させないという、厳しい芸人である師匠」の間での苦闘、もがき、焦り、諦め、希望、努力、が一冊にぎっしり詰まっている。
真打になるまでは30年もかかるかと思っていたら 2011年には昇進とのこと。おめでとう。 2,100円/定価1,400円。