2009年2月26日木曜日

小説家の「伸一」と関係する女性たち、そして、30代半ばですでに冷めてしまった夫婦の、小さなエビソードがゆるやかに重層的に綴られる。 出来事は淡々と語られるが、予測できない形で複雑に絡み合い、長さを意識することなく一気に結末まで読む 。激しさと静謐、まっすぐとひねくれ、潮が寄せたり、返したりにも似た対比が面白い。
伸一の小説のタイトル「GIVE ME 10」で思い出したのが、以前アメリカで暮らしていたときのこと。試合に勝ったり、うまく行ったとき、まだ小さかった子供とお互い掌を高く合わせて"Give me Five"。「やったね」「すごいぞ」という表現だ。ただしこの方向を期待すると、裏切られます。
新感覚の大人の恋愛小説度: ★★☆ (読んでみて損はないです、盛り上がりなくても、楽しめます)
Give me Five度: ☆☆☆ (本当のGive me Fiveはもっと明るく、さわやかで、元気いっぱいだぞ)

2009年2月23日月曜日

立川談志 復帰初高座


立川談志一門会で家元の復帰後初高座を聴くことができた。 場所は練馬。

まずは出演者の印象から
談笑: 「薄型テレビ算」、堪能しました。悪者をやるのが似合います、着物の着付けが悪いのも許せます。
市馬「堪忍袋」: いい「のど」です。落語もきっちり決めてます。 寄席に出なくなるのは困るので、一門には入らないようにして下さい。 のどを生かして川柳川柳の後継も狙ってほしいです。
お約束、「家元 まだお見えになっていません」のくすぐりをは、市馬、松元ヒロから。 

そして、家元の登場。
上がってしばらくは身振り・手振りで声を出さず。よくわからず。何言ってたんだろうね。
まだ相当悪いのか、と、心配しだしたところ「(身振りでは)やっぱり、わかんねぇだろうな」の一声で、ホット安心。いつものように小話いくつかのあと、「つるつる」。途中でアラームがなって、素に戻ってしまったり、「滅多にやらない、30年ぶりかな」とも言っていたので、本人としてはいい出来ではなかったのだろう。
でも、楽しめました。ナマで見て、聞いて満足。 そりゃあ、以前のような勢いや張りはないかもしれないし、詰まるところもあるけれど、それも家元芸として見せて頂きました。やめることはないと思ってます。でも、『やめないでください!』

2009年2月13日金曜日

渇いた夏 国道289甲子トンネル

叔父の那須の家を相続することになった興信所勤めの男。納得できない叔父の自殺は、女性依頼人の妹を殺した犯人と関係があるのか? いわくありげな依頼人、幼馴染、友人たち、ちりばめられた小道具のいずれもが「渇き」にぴったりとはまる。

国道289甲子トンネルについて、 作者は「険しい阿武隈山脈で阻まれ、未開通」といっているが、奥羽山脈だろう。阿武隈は、なだらか。この甲子トンネルも昨年の9月についに開通した。ライダーにとっては東北への選択肢が増えたということになる。 雪が消えたら出かけることにしよう。入り口には大黒屋もあるしね。

爽快、さっぱり度 ★★☆ (読んだあと、ストンと納得、きっちり楽しめます)
小道具使い方うまいぞ ★★★ (ラフロイグ、ハーフアンドハーフ、薫さんもいいねぇ)

2009年2月8日日曜日

南房総ツーリング

冬晴れの朝自宅をでて、四つ木から環状線・湾岸と走りアクアライン経由で木更津へ。 
写真は海ほたるからの眺め。 富士山とフェリー、羽田へ向かう飛行機の3点セット。眺めはよかったが、冬に時々あるように強風。海ほたるでは、立っていられないほど。
R409からR297へとつないで勝浦へ。 海沿いにR128で鴨川まで下って鴨川JUSCO一階で寿司を仕入れて和田浦で昼食。海岸沿いの駐車場にバイクを止め、海を見ながら食べるのが恒例。駐車はすべてがサーフィンの人。 昼には引き上げてしまうようだ。
このあとはお約束の通りR410、K257、R127で房総を一回り、富浦から館山自動車道で帰宅。八幡交差点で曲がって館山JUSCOの先の丸高石油で給油。 ハイオクで115円、比較的安かった。強風の中帰宅すると、風でバイクバーンが飛ばされていた。 
走行距離 339.6km。

2009年2月7日土曜日

オロロ畑でつかまえて

この作者の「仲良し小鳩組」を読んだことがあり。 表紙+前作の印象から「絶対楽しく読めるはず」と選択。
大田舎の青年団が村おこしを計画。 倒産間近な広告代理店が担当することになり、「もっとまじめにやれ」といいたいような計画を「まじめ」に実行。 都会と田舎、いい加減と情熱、ひょうたんから駒、など、いろいろあって、 最後は一寸驚きのハッピーエンド。 気持ちよくなれます。
牛穴村、人に勧めたたい度 ★★☆ (不思議な食べものや、怪しい名所、リッパなトイレなどへんな見所たくさんあります。 でも、不便で観光したら退屈しそう)
ユニバーサル広告社お勧め度 ★★★ (このセンス、好きです。コピーも良いと思います)

2009年2月4日水曜日

盛岡で食べる

盛岡は「はやて」でたった二時間半だ。9時半に上野から乗車、12時には盛岡に着いてしまう。
新幹線改札の目の前に「盛楼閣」の案内がでている。そのまま地下道を渡ってビル二階の「盛楼閣」へ。入り口、店内とも今では懐かしい感じもする焼肉屋そのものである。メニューもしかり。 

今日はランチなので焼肉は次回として、冷麺を食べる、「大盛り、辛口」を註文。
太くてコシのある麺。甘みのあるスープとマッチしてうまい。辛口というほど辛くないが、日本では辛さも控えめなのであろう。大盛りは量も十分で堪能した。
昔ボストンにいたころ、韓国料理屋でよくシメに「ビビンネンミョン」を食べた。スープはほとんどなく、麺のうえに辛いたれが乗っていてこれを混ぜて食す。めちゃくちゃ辛く、麺は細いのに非常にコシが強い。こうしたガツンというような辛い冷麺は最近食べたことがないなぁ。

聞いたところ、「ぴょんぴょん舎」も駅の近くにあり、こちらもうまいとこのこと。 今度の出張の際には寄ってみることにしよう。

2009年2月3日火曜日

リアル鬼ごっこ

もうずいぶん前に話題になった本。
出だしから違和感があったが、 最後まで一応読み通す。 「生死をかけた鬼ごっこ」から逃げる主人公と家族、友人の物語。 
不条理な世界、家族や友人との離別や出会い、王家の状況など、物語が動きそうな要素があるのだが、 これがまったく動かず。 何で詰め込んだの? 最後も「なんで、こうなるの?」 でした。気持ちは悪くなったが、ホラーとは違います。

期待を裏切る度 ★★★ (あまり読む価値ないです)
映画を見たい度 ★☆☆ (これ、そのままぢゃ、映画にならないでしょう、辻褄合わないところ、多すぎ。 どうやったのかなぁの興味有。 見たくないけど)