2010年3月31日水曜日

不夜城

歌舞伎町生まれだし、家からも近かったから庭のようだった。最近ご無沙汰していたら、中国マフィアの巣窟になっているらしい。
台湾派から大陸の中国マフィアに主役が移り、北京、上海に分かれれての抗争中である歌舞伎町が舞台。日本人母と台湾人との間に生まれた劉建一は、いまは歌舞伎町の故買屋。かつての仲間 富春が上海派を襲ったことから、上海派の頭目から探し出すことを強要される。保護者だった台湾派のドンから上海派に売られた劉、、登場人物すべてに裏がある。富春を知るという女も話すことは嘘だらけ、情報を早く知り、騙し合いの駆け引きに長けた者が生き延びる。舞台も人物も魅力的、息をつかせぬ勢いで一気に読ませる。2,100円/定価1,456円+税

2010年3月30日火曜日

天仁茗茶 東方美人茶 (台湾みやげ)

東方美人茶は台湾名産の烏龍茶の一種。ウンカの食害にあった茶葉から作るらしい。特有の香気と甘みがあってヨーロッパで人気が出てOriental Beautyつまり東方美人と名づけられたということ。
これも菊花烏龍茶と同じく天仁銘茶のティーバック。高い香気はないけれど、簡単に入れられるから食中にがぶがぶ飲むには手軽で便利。中国美人のパッケージもオリエンタルな感じで雰囲気よし。

2010年3月29日月曜日

墓碑銘に接吻を

「原島」は退職刑事で墓職人。ホテトル嬢の「十子」を助けたことから、「丹沢の狢」の正体を突き止めることになる。登場人物が全てカッコ良すぎる、墓職人にして探偵の「原島」、暴力団の一人娘でホテトル嬢、「狢」を追ったことから降格された刑事死神こと「白神」、訳知り和尚の「隆昌」。
「丹沢の狢」は戦中の秘密を握っていた旧軍属が作ったもの。軍人の階級をそのままに長く闇社会で君臨した。「十子」も「原島」もその秘密を知るが、メンバの高齢化と死去で瓦解する。
登場人物のキャラクターの面白さで一気に読ませるが、話自体は拍子抜け。狢がいい人間に書かれれいるのも??。 もっと面白くできたのに、と少し残念。 980円/定価1,600円。

2010年3月28日日曜日

イースター間近 (アメリカみやげ)

今年2010イースターは4月4日。子供向けの菓子もイースターパッケージになるし、毎年のことなのにイースターバニーの人形も山積みで販売される。学校が休みだから子供は嬉しいけど、会社はどうだったかな、あまり休むところはなかったような気がする。
アメリカの面白い所はキリスト教が日々の生活にしっかりと根付いているところだ。イースターもそうだし、大統領は神に宣誓するし、God Bless Americaは第二の国歌だ。
同じ4月生まれだからと言って花祭り(灌仏会)に学校を休みにしたら大騒ぎになるだろう。子供は喜ぶかもしれないけど。


2010年3月27日土曜日

山梨ワイン 甲州樽発酵 白

最近力のある甲州。日本ワインコンクールで銅賞。フレンチオークの樽で発酵させるから樽発酵。オークの香りが深みと奥行きを出すのだろう。香りが混じり合い、力の強い押し出してくるようなボリュームの有る味、酸味の感じられるのも良い。さっぱりとは対極にあるから、味のしっかりした料理と合う。チーズも旨いしクリームパスタも良さそうだ。同じくボリュームの有るどっしり下ライ麦パンとも相性が良かった。
国産ワインコンクールで銅賞。味わいのあるボトルも中身とマッチしている。

2010年3月26日金曜日

スタミナ源 たれ (青森みやげ)

土地土地に美味いものあり。ローカルナンバーワンを全国区にした功績はインタネットと宅配便にあるといえる。
『スタミナ源たれ』もローカル#1が全国区に躍り出た。JA上北農産加工が製造元。玉ねぎ、りんごとにんにくで作った醤油味のタレである。野菜が生み出す甘みが醤油と混じり合ってまろやかで上品なタレに仕上がっている。ラベルのデザインの垢抜け無いところがかえって真面目なものづくりを表しているようで好印象。
材料をみてピンときたのが『壇流クッキング』。昭和44年の産経新聞の連載だから40年も前。「羊の肉のシャブシャブ」に壇流簡単タレの作り方が出ている、りんごをおろし込むのだ。スタミナ源たれのりんごは土地柄だろうが、稀代のグルマンのレシピとの相似、なるほど人気がでるはずである。

2010年3月25日木曜日

龍神町龍神一三番地

舞台がいい、五島列島の奈留島、龍神町。いかにもおどろおどろした事件が起こりそうだ。本土との架橋工事は島を賑わせたが、橋は小さくとも自立していた島の経済を破壊してしまった。そんな島を助けて欲しいと依頼してきたのは、村長をしているというかつての同級生。依頼されたのは無抵抗な犯人を射殺した刑事として服役、出所したばかりの「信介」。仲介したのもかつての同級生の洋子。
果たして事件は続出する。詮索好で遠慮せず、余所者には閉鎖的、金に汚く、部落ごとにいがみ合うい、入り乱れた男女関係。しかし、秘密の多い島の最大の謎は派出所の所長だった。真相がわかるにつれて深まる謎、スピードを増して最後に一気に決着するが、予想し得ない驚きの真相。
第一級のエンターテインメント。1,800円/定価1,800円

2010年3月24日水曜日

四川搾菜 (台湾みやげ)

台北で買ってきた搾菜。袋詰めの特売品だから安い。
四川料理の前菜で、まるごとの搾菜に1cm角くらいの切れ目をいれて胡麻油風味で調理したものを食べたことがある。味付けが独特で大変旨かったが、特別な香辛料と調味料の組み合わせなのだろう、なんどやっても再現できない。
だからザーサイは炒め物の調味料として使うことが多い。豚肉とえのきに5mmくらいに切った搾菜を混ぜる。ワカメと卵と搾菜を炒める。 塩味とピリっとした辛味がうれしい。
塩抜きが面倒だが、これは『低塩度』でそのまま使えるのも便利。 

2010年3月23日火曜日

スリー・アゲーツ

北朝鮮の工作員「チョン」は要人暗殺の後方支援とスーパーKでの報酬支払い工作のために、引退前の最後の来日をする。
彼は平壌と日本に妻子を持っている。 引退 後にはどちらかを選ばざるをえないが、片方の家族は破滅してしまう。 家長としてどちらの家族も助けたい彼は捨て身の作戦を実行する。
北朝鮮、米軍と韓国情報機関の駆け引き、両者と暗殺犯の間でうまく立ち回るチョン。情報機関のプロとしては優しすぎる葉山が最後には、両国の家族を救う。スリー・アゲーツの意味が明らかになる過程と、葉山の活躍がオーバーラップしていくのがいい。
残念なのは、本筋以外の情報過多なこと。チョンと葉山だけに刈り込んで緊迫感とスピードが増したのに、と思う。 1,600円/定価1,600円

2010年3月22日月曜日

JALグレードキャプテン引退

JALで『グレートキャプテン』として慕われた小林機長が今月末で引退されるということをテレビのニュースで知った。夕刻のラストフライトでホノルルから名古屋に戻ってきた様子をテレビで拝見した。先週の金曜日の札幌へのフライトが国内最終便だったとのこと。半券を見て小林機長のフライトであったことがわかった。
1968年にJAL養成パイロットの一期生として入社してから42年。羽田が世界への窓、日航は「ナショナルフラッグキャリア」として鶴丸を背負って世界に羽ばたいていた時代だ。新入社員のとき、かつて海外出張すると、上司が羽田に見送りに来るのが普通だった、というのを聞いたことがある。そんな時代、海外では鶴丸は安心とイコールだっただろう。まだ英語もろくにしゃべれなかった新入社員のころ、帰国時に日航に乗ると「もう日本だ」とどれほど安心したことか。こんな経験をした人も多いのではないだろうか。
先週もアメリカ人の同僚がサンフランシスコから着ていたが、乗ってきたのはJAL。「サービスが違うからね」と選んだ理由を話してくれた。社会人になってからずいぶん多くの海外出張、海外赴任も経験したが、そのほとんどはJALだった。ビジネスでもバケーションでも数多く乗ったが嫌な思いをしたことが無い。偉大なキャプテンの遺伝子を次世代にもつないで欲しいと切に思う。

2010年3月21日日曜日

中国で、呑んだ!喰った!キゼツした!

中国辺境を旅して、手当たり次第に地酒を呑む、という体を張った中国酒レポート。いきなりが五粮液、懐かしいなぁ。いい白酒はいくら飲んでも残らないからいいよね。 食べて飲んで、羨ましい限り。
旅の目的地も魅力的。香格里拉(シャングリラ)は中国人に最も人気のある観光地。筆者は物怖じせずに地酒を求め、うまい具合にいい酒を探し出してしまう。いいなぁ。
広西チワン族自治区なんて個人で行けるとは思ってなかった。
広州の沙虫もなつかしい、ミミズとしか思えないものなぁ。旨いんだけれどね。
読むと行きたくなる、呑みたくなる、食べたくなる。 2,100円/定価1,600円。

2010年3月20日土曜日

柳月 黒まめロールケーキ (北海道みやげ)

サンフランシスコから来ている同僚がおみやげを買いたいというので、札幌三越に連れて行く。ホテルからは地下道を遠ってすぐ。ふたりとも日本には来たことあるのに、すごい勢いで買っている。京菓子、大福、豆菓子、メリーチョコレート、マカロン、チョコレートに南部せんべい。こんなに買ってどうするんだろうか家のみやげに探したのが、柳月の「黒まめロールケーキ」。三越限定で売り切れということだったから予約して買った。 
あんこのロールケーキは松山の六時屋タルトにも似ているが、ここのは寒天と黒豆が入っているので、すっきりした甘味が柔らかくて、黒豆の感触がコリッとしてうまい。売り切れるのもうなずける逸品。切り分けてパックにいれてあるのも便利。はやりの北海道物産展などに出店しないで、三越札幌限定、の価値を守って欲しいな。

2010年3月19日金曜日

長沼ジンギスカン じんじん狸小路店 (札幌で食べる)

子供の頃からジンギスカン鍋が家にあった。帽子型で周りにつばのあるヤツだ。豚肉を焼いてにんにく醤油で食べていた。マトンをタレで食べる本当のジンギスカンを知ったのは大学生くらいかな。 
今日いったのは、オフィスで予約してもらった『じんじん』。ホテルからも歩いて一分という近さ。狸小路のアーケードもあるから雪でも大丈夫(本当に雪が降ってた)。
普通のジンギスカンの鍋ではない。初めてだというと親切に教えてくれる。まず野菜(もやしと少しの人参)と中華そばを周りの溝にいれて少しタレを足す。肉は真ん中の平らなところで焼く。生でもOKだから軽く火が通ったところで食べる。柔くてラムの味が濃くてうまい。野菜が煮えたらこれも食べるが、タレを足さないと物足りないな。一味を足してもいい、辛いメニューもあるけど、韓国とは違ってマイルド。オプションの生卵をつけて食べるとマッタリ感が増してこれもいい。一緒に行ったアメリカ人の同僚は生卵は苦手らしく(そもそも奴らは生卵を食べないし)、肉にかけてピカタにして食べてた、さすがの発想でうまそうだった。 羊ユッケは香りが薄くて残念、普通のユッケとおんなじだ、うまいけど。
一皿の量は少なめなことと、タレが薄いのが難点。とは言ってもこれは些細なこと。 つまみもいろいろあるし、たらふく食べて大満足、何皿食べたのかなぁ? 

2010年3月18日木曜日

麻布青野 どら焼き

青野のどら焼き。 
ちょっと食べてみると甘さひかえめ。ふっくらとした皮はほんのりの甘味で、餡の旨みをうまく包んでいる。食べ進めると結構なボリュームで充実感あり。
最初は控えめ、徐々に自己主張して、最後にはどっしりと根をおろす。 さすが麻布の名店。

2010年3月17日水曜日

伊丹空港 たこ坊 (大阪で食べる)

東京ではたこ焼きは食べない。 記憶にあるのは『香港 築地銀だこ』だけ。 これではいかん、と思って伊丹空港で食べてみた。
普通のたこ焼きといか焼き。 たこ焼きは丸いが、いか焼きは四角い。 たこ焼きは火傷するほど熱いがクリーミーで、蛸のコリコリが楽しい。いか焼きはふっくらと柔らかくて優しい味、甘いタレは中にひっそり、噛むとプチっとイカが弾ける。食感の違いは作っている人の違いか? たこ焼きはおじさんがシャカシャカと、いか焼きはおばんがまったりとやっている。これだけじゃたりないかと思ったけど、結構さなボリューム。コナモン恐るべし。
大阪出身の同僚はたこ焼き器が家にあると言っていたけど、いか焼き器はもっていたのかな?

2010年3月16日火曜日

Le Petit Brie 白カビ熟成チーズ

Product of Franceが誇らしいフランス ブリー産の白カビ熟成のブリーチーズ。日本ではカマンベールの方が有名かな。歴史は圧倒的にブリーなんだけど。
ねっとりと味わい深い。ほんのりバターの風味とマッシュルームの味。もっと熟成が進むと香りが強くなるのだろうが、ちょうどいい感じに練れた状態で旨い。チーズの皮は食べるのか?という論争があるらしいが、これは食べてもOK。味わいもあるからね。
食べかけを残して出張していたら、家族にすっかり食べられてしまった。 うまいものは早い者勝ちだから、しょうがない。

2010年3月15日月曜日

三宮 みやもと (神戸で食べる)

午後まで打合せして、夕方の飛行機で羽田から伊丹に。東京人には関西の乗り換えはわかりにくい、単に慣れていないせいだ。 モノレール、阪急と乗り継いで三宮に。着いたら大雨だった。三宮にはうまい店が沢山ある。今日はここを楽しみに来たのだ。 三宮『みやもと』。メニューにも味があるけれど頼むのはいつもおまかせ。お通しから最後の鯛めし(そばも選べるけれど今日は鯛めしにした)までボリュームたっぷりでリーズナブルな値段。 たっぷり楽しめる。 入り口は狭くてわかりにくいけれど、隠れ家と思えばこれもまた味がある。うまい魚を堪能して満足。

2010年3月14日日曜日

Pelikan Pelikano

万年筆はいろいろ使ってきたが、落としてペン先をダメにしたり、なくしたり。そのたびにがっくりするので、このところずっとPelikano Juniorを使っていた。安いわりには書きやすいし、独自の太字も味がっていい。キャップが割れるので、二本使い続けてきたが、やっぱりなくしてしまった。
そろそろ上級生用にしてみようと、Pelikanoに変えてみた。ペン先はF。スムースな書き味で軸が太すぎないのも手になじむ。Juniorも面白いが、普段使うにはこちらのほうがいいね。

2010年3月13日土曜日

Saint Andre Cheese

サンタンドレチーズは、フランス製のTriple Creme Cheese。
見た目はブリーチーズに似ているが、食べてみるとすごく濃厚でバターの香りが高い。 乾燥時重量で75%以上の乳脂肪を含んでいなくてはならないから、濃厚ブリーと言われる所以だ。ねっとりというよりは、こってりバターのチーズという感じ。旨みが濃いからバゲットに付けて食べたくなる。ちょっと調べたら、バゲット、ビール、洋ナシとの相性良しとなっているぢゃないか。 やっぱりね。 まるごと食べたら230gだから「どぉーーん」と太るね。
Triple CremeにはイタリアのMascarponeというのもある、濃厚で旨いから太ってもいい、これも試してみたいものだ。

2010年3月12日金曜日

おでん田中 (銀座)

全国おでんプロジェクトで、お膝元の東京を外すわけには行かない。 名店といえば、お多幸、おぐ羅、こなから、などだろうか。
同僚の快気祝いで選んだのは、銀座三丁目の「田中」、「おぐ羅」と同じくビルの地下一階、狭くて急な階段を降りて行くと、清潔な店内にコの字型にカウンター、中央におでん鍋が据えられている。 その周りに、4人と2人のテーブルがいくつか。
いかにも銀座のおでん屋らしい上品で澄んだ出汁はこれだけでもいい味。 まずはちくわぶ、バクダンもあったぞ。スジもうまいなぁ。チンゲン菜もいい味。でもやっぱりワカメだな。酒の肴もいいぞ、本当に久しぶりにタタミイワシを食べた。 初物の空豆もいい味。  
たらふく食べて呑んで満足。

2010年3月11日木曜日

イマジン

成功したソフト会社の創業社長の息子「翔悟」は大学進学で父親と対立して、家を出る。自ら選んだ専門学校にも興味が持てず不機嫌な毎日を過ごしていたが、突然の『タイムスリップ』で1980年に飛んでしまう。ここで翔悟が出会った1980年の父親は成功した自信家ではなく、一流企業の花形職場にもやる気がでず、会社をやめることばかり考えているダメダメ新入社員。
翔悟は頼りない父親を助け、仕事に自信をつけさせ、スパイをあしらい、最後にはジョン・レノンを助けようとする。
子供と上手くいく親のほうが少ないだろうが、結末もほんのり優しくハッピーエンド。懐かしい80年代も満喫できて最高。1,300円/定価2,000円

2010年3月10日水曜日

ホルモン奉行

伝統的にムラで作られていたホルモン料理の再現から始まる。安い内臓をうまく料理するためには手間がかかるということがわかる。関西の牛から始まり、東進して豚、馬そして鳥や犬もカバーする。筆者のホルモンへの情熱は食欲を刺激せず、固く真面目な文章とあいまって、民俗学的な頭脳に響く。ホルモン探求は世界に及ぶがこれは物足りない、フランス料理は調理学校での調理だし、ニューヨークのソウルフードは空振り、韓国も通り一遍。 みちのく仙台の牛タンは単なる店の紹介。
部落の伝統色の紹介であればそれに徹するがよい、中途半端な店の紹介は消化不良をおこすだけ。
「読めば必ず食べたくなる」とはならないのが残念。 890円/定価1,800円

2010年3月9日火曜日

マリア・プロジェクト

アメリカでは医療は保険会社がドライブする。金持ちは良い保険に入るから高度な医療も安心して受けられるが、6人に1人はいるという医療保険の未加入者では満足な医療を受けることができない。一方で、潤沢な金が流れこむから高度な医療が発展するという側面もある。
「諒子」は日本では例外的な資産家で歴史のある名家、だから、身分違いの学生との間にできた子供を堕胎することを強制される。この胎児の卵子を代理母を使って将来の臓器移植として出産させられていたとしたら、、、
現代の医療技術、高度医療への需要、貧富の差を考えるとあり得る話としての怖さをもってぐいぐいと引き込む。最後はかつての恋人「瀬島」捨て身のアクションでクライマックスの高みに連れて行かれる。 重いテーマを一気に読める痛快アクションに仕立てた作者の腕に脱帽。 2,100円/定価1,700円

2010年3月8日月曜日

Gorgonzola Piccante 青カビチーズ

ゴルゴンゾーラはイタリアを代表するチーズだ。青カビチーズで、カードと青カビが層になっていて大理石のよう模様になっている。
もろいから上手に切らないと崩れてしまう。ピカンテだから塩が強くカビの風味も相まってピリっと刺激的。 これは癖になるなぁ。パスタに入れたら旨いだろうなぁ、と思いつつ、酒の肴でほとんど食べてしまった。
チーズと焼酎を合わせる人間はいないだろうなぁ。これと一緒にやると焼酎に甘味がでて旨い、じゃどうかな。 夏に買ってきたスコッチとあわせてみよう、彼の地の青カビチーズの代表『スティルトン』はポートワインと合わせるらしいが、食べ方、飲み方は個人の勝手だからね。

2010年3月6日土曜日

Killer Creek Harley Davidson

アメリカはハーレーの本場だからディーラーも沢山ある。でも外観は似ている気がする。これはアトランタ均衡のKiller Creekだけど、サンホセもシカゴも似たデザインだった。HD本社のご指導があるのかしらん。
もうだだっ広い敷地で駐車場も十分。日本のようにちまちましたバイク駐輪場ではないけれど、正面の一等地のパーキングスペースはバイク専用になっていた。
なかも大きいね。展示車は日本と変わらないけど、台数はすごい。100台近くあったのは圧巻。ウルトラはLoJack付きで売られているのが多かった。車と同じようにつけておくと保険が安くなったりするのだろうか。

2010年3月5日金曜日

World of Coca Cola (ワールド オブ コカ・コーラ)

アトランタの名物? オリンピックとCNNは確実だろう。コカ・コーラはどうかな。アトランタが本社っていうのをどのくらいの人が知っているんだろう。
今や毎日1兆6000万飲まれているコカ・コーラの最初が1886年にアトランタの薬屋で売り出されたのだ。世界で唯一のコカ・コーラのショウルーム兼博物館、The World of Coca Cola がある。ここで、日本関連のものを探してみた。
「お中元にコカ・コーラ」のポスター。昭和40年くらいかな?次は長野オリンピックの時の自動販売機だ。懐かしいね。お次は「ホームサイズ」。500mlなんて今は一人でクピッと呑んでしまうサイズだけれど、かつては家族みんなで仲よく飲んだんだね。タレントは加山雄三、若くてカッコいい。
準備中の札ははじめはカッコいい喫茶店に、あとの方ではうらぶれた食堂なんかにかかっていた感じがする。どこにでもあったような気がするけれど、いつごろのものなのだろう。よく見ると『飲みましょう』と書いてある。呼びかけが謙虚なのは時代のせいか? 
続いては二階建てバス。これはいつごろのものなのだろう。 なぜ二階建て?全部を見終わると世界中のコカ・コーラが試飲できる。珍しのはアフリカ。ウガンダ ファンタは積極的にまずい、口に合わなかった。で、最後にくれるのが、ここで作ったコカ・コーラ。値段は高いけれど,もとはきっちり取れる。おすすめ。

2010年3月4日木曜日

Han Il Kwan (ハン イル カン アトランタで食べる)

Rte285をExit32でおりたBuford Hwyには韓国料理や中華料理屋がある。近くにはアジア食材のグロッサリーストアもあったような気がする。
Han Il Kwanは道沿いの大きな韓国レストランで、深夜までやっているから夜遅い食事でもOK。ただし、行ったのはランチ。久しぶりの韓国だからユッケジャンを食べる。
辛さを強調するよりは、出汁の旨みで食べさせる。アメリカらしく量は多いが満足できる味。パンジャンにケーランチム(左端 韓国風茶碗蒸し)があるのは珍しい。

2010年3月3日水曜日

すし福 (アトランタで食べる)

アトランタ郊外のSanday Springにあるすし福は、人気の日本レストランだ。 近所に滞在していたからランチを食べに寄ってみた。Rte285をExit22で下りてすぐのPowers Ferry Rdにある。丘の上にある感じだから初めてだと見つけにくいかも。
もう25年もアトランタにいるというシェフが寿司のマスターだ。ランチの終りに近い1時半くらいだったからカウンターで話をしながらのんびり食べる。寿司だけでなくレストランメニューも充実しているのは板場に日本人の板前さんがいるからだそう。 
後日Dinnerにも行ってみたら満員の盛況。アトランタといえば世界のYKKがあるとことだけれど、日本コミュニティーからも、ローカルからも支持されているのだろう。ザガットなどのレビューも誇らしい。
アトランタでは、絶対に行くべき、うまい店。

2010年3月2日火曜日

Legal Sea Foods (リーガルシーフード アトランタで食べる)

Legal Sea Foodsといえば、ボストンを代表するシーフードレストラン。Atlantaにもあるとは知らなかった。早速、昼のランチに行ってみた。
ここのはじめは魚屋。60年前にボストン ケンブリッジにほど近いInman Squire に魚屋を、68年からは魚屋が簡単に料理を出すスタイルのレストランを始めた。当時はロブスターが$2.95、それ以外は2ドル以下という、安い値段だったが、あっという間に人気が出て、80年代以降の大成長につながるというわけ。
近所だったから以前は良くBurlington Mallの店によく行ったものだ。クラムチャウダーと生牡蠣を食べ、ロブスターにむしゃぶりつくというのがスタイル。魚を食べるのが世界一の日本人にとってはもっと旨い料理の仕方があるだろう、と思わないでもないが、日本からの来客をもてなすにはお手軽で便利だった。
久しぶりだが、やっぱり頼んだのは、クラムチャウダー、昼だったからロブスターロールをメインに。たっぷりのロブスターを堪能。クラムチャウダーは自宅で作る方がうまかったなぁ。

2010年3月1日月曜日

CNN World Center

CNNの本社はアトランタにあるのはよく知られていること。 オムニホテルと一緒の建物で真ん中に大きな吹き抜けがあってここにはフードコードがある。写真はこのフードコートからスタジオを見上げたもの。
Inside CNNというスタジオツアーや、おみやげものを売っていたり、アトランタでは見るべきものの一つだろう。