2012年7月23日月曜日

百年前の山を旅する(服部文祥)

山を始めた頃から比べると装備の高度化はすごい。軽くて便利、暖かくて濡れない、そんな装備を手にして、アプローチは車でできるだけ奥まで行く、道もしっかり付けられているから誰でも簡単に山頂まで行くことができる。現代の装備を持たずに山に登る、昔の記録のとおりにたどってみる。雑誌の企画として取り組んだのは秀逸、さすがは岳人だ。あるいは、今の装備ではもう日本では登攀欲をかき立てるものは無いということだろう。紀行文としては読みにくく、記録として読むには中途半端。立山奥山廻りなど、古い峠道を探しだすとか、新しい道を開くなど、もっと詳しく知りたいところだ。もっともっと詳しく知りたい。 定価 1,714円。★★