2009年10月16日金曜日

東京バッティングセンター

「我輩はホストである」なんて書き出しだから、つい手に取ってしまった。
ホストで食いつないでいる吸血鬼は、同僚を切りつけた美女を「血を吸いたい」だけで助けてしまう。ホストクラブはやめざるを得ず、「美女」の仕事の「復讐屋」を手伝う。催眠術を使う弁護士、吸血鬼狩りをする主婦、ナンバーワンホストと不思議な仲間で復讐家業を続けるが、、、
やってることは変だが、おかしな仲間たち、テンポよい筋運びと、物語に身をまかせてすいすい読めて楽しい。 吸血鬼なのに血を吸わなくても大丈夫なのか?、バッティングセンターて楽しそうだな、ペペロンチーノもうまそうだな、と脇役も充実している。
最後の謎解きが爽快だから1,800円で買い/定価1,400円だからお買い得。