2009年7月7日火曜日

談志の迷宮 志ん朝の闇

題名と作者から、筆の立つ立川流の落語家による「落語論」として手に取った。 目次を見ると落語の演題であるし、、でも、末広なんていたかなぁ? と思いながら、、、
これは、決して「落語論、落語家評論」ではない。作者の落語鑑賞人生がテーマだ。作者の人生回顧録いってもいいかな。筆者の落語鑑賞のスターがこの二人だった、というのが、題の所以であろう。
かつて「志ん朝」対「談志」の贔屓の張り合いがあった、今で言ったら「小三治」対「談志」だろうか。その前は「文楽」対「志ん生」、「圓生」対「小さん」なんていうのはあったのかな? 今なら誰だろうか? ううぅん悩むね。 落語ブームといわれているけど、どうなんだろうか? 正蔵と三平の襲名? 笑点人気? 確かに寄席は人が入っているし、落語会もにぎやかだけれど。 不思議。