2009年12月15日火曜日

骨董屋征次郎手控

池田屋事件があり、壬生浪がのし歩いていた時代、金沢藩の元武士『征次郎』は京都で骨董屋を営んでいる。
骨董が引き起こす事件を征二郎は切れ味良く解決していく。親の敵との因縁、幼なじみとの再開と別れ、加賀藩の企みなど、揺れ動く幕末を背景に、征次郎の関わる事件も大きくなる。幼なじみに似た芸妓「小染」との縁も骨董によるものだ。 
骨董のうんちくも楽しめ、スルリと読める楽しい本。 京都に戻ってきた征次郎と小染の仲も気になるところだ。 続編にも期待。 
面白く、ためになる、のどごしの良さも○ 1,300円で買い/定価1,800円。