2012年6月19日火曜日

負け犬の遠吠え(酒井順子)

題名に引かれて読んでみた。調べてみたら10年近く前のベストセラー、アマゾンの書評が440件、五つ星から★一つまで均等でいかに反響が大きかったかわかろうというものだ。高学歴の女性の社会進出を背景に「負け犬」を未婚、子なしの30歳以上と明確に定義し、発生原因を考察し、特徴を分析したうえで、人としての処し方を諭す。自身を肴とした単なるお笑いエッセイとして読み流すべきところを、真剣に反応した書評が多いのは、筆者としてしてやったり、商品企画大成功というところだろう。周りの独身男女をみると、記述は今でも的確、つい「あの人」が目に浮かんでしまう。うまいなあ。 定価1,400円 ★★