2009年3月27日金曜日

鴨川ホルモー

第三回ボイルドエッグズ新人賞「大賞」受賞作。映画にもなったらしい。
京大生の安倍は、酒目当てでサークルの新歓コンパをはしごしていたが、コンパで一目ぼれしてあるサークルに入る。カップル、片思い、ちょっとしたすれ違いなど、普通から、だんだんと不思議世界に突入していく。このサークルは特別の目的と使命を持った対戦を目的とするところだった。 
前半の対戦準備期間の過程は大学サークルの毎日に共感できるかどうかによって面白みが変るだろう。京都の地理を知っているかどうかも鍵かな。私には退屈でした。
ほぼ一年を経て実際の対戦が始まると物語りはスピーディになりクライマックスの戦いに突入。へぇ、っとおどろく対戦結果もあり。
もう一度読みたい度: ☆☆☆(一旦種が割れてしまうとね。戦いをもっとじっくり、ねっとりとかいてほしいところ)
読んで楽しい度: ★★☆(前半を乗り越えると大丈夫です。まあ、おすすめ)