2011年6月18日土曜日

ママの狙撃銃 (荻原浩)

「曜子」は、かつては殺人の請負。25年たった今は二人の子どもを持つやり繰りに明け暮れる平凡な主婦。
買ったばかりの一戸建てのローン、私立中学に入学したばかりの娘がいるのに、夫はリストラ、やむを得ずかつての商売を再開する。
曜子はしっかりものだから一家の問題をひとりで抱えて大忙し。幼稚園児の世話に追われ、学校でいじめられているらしい娘に悩み、頼りない夫をしっかり支える。小さな庭で花を育てる優しさもある。しかもスナイパーとしても一流。
こんなママがいたらみんな楽で楽しくていいなぁ。幼稚園児の秀太が、重く暗いところを上手く中和して、楽しく読める。でもラストはちょっと消化不良。★
ジョグ 10.05km 1°10'31" (雨の中の10kmラン、気持ちいい)