2009年4月23日木曜日

味全 香菇素蠔油 (台湾みやげ)

茹で野菜を註文するとソース(醤)がかかって出てくることが多い。台北のスーパーで見つけて、ラベルの写真に惹かれて買ってみた。コマーシャルもみつけた 「好吃篇」だから、「おいしいよ」バージョンとでもいうのか。
どろっと濃厚だが、これは本来のオイスターソースでなく、名前の通り茸がベースの精進オイスターソース。どんな野菜にかけてもうまいが味に強烈なうまみと個性があるので、淡白なものよりもしっかり主張するタイプとの相性がいい。
 
で、思い出したのはもう20年も前のカリフォルニアの、いつものごとくの中華料理屋での夕飯のこと。ここの店は何を食べてもうまいから、と普段食べないものから選んだのがKale(ケール)。直径30cmもある大皿に山盛りの野菜を食べてびっくり。苦いようなえぐいような味。このときかかっていたオスターソースベースの醤にたすけられて、同僚と二人で何とか平らげたが「もう二度とKaleは食うまい、だが、この醤はうまいなぁ」と今でも思い出すほど。ずっとあとで、「青汁」の元だと知ったが、この醤は「まずさ」も「うまさ」に変えてしまう力を持っている。

我が家ではこれを「ピータン豆腐」を作るときにも使っている。