2009年5月22日金曜日

風の神送り

今や新型インフルエンザで大騒ぎである。
幸い症状が軽いのが救いだが、一週間で感染者が300人を超えPandemicの恐怖をリアルに実感することになった。

桂米朝の「風の神送り」という落語がある。風邪の流行時に、風の人形を作って、お供え物をして、「風の神送ろ!」と囃し立て、「どうぞ、流れてください」とお祈りして川に流すという行事。風邪は「風の神」が弱みに付け込むことで起こると信じられていたことによるが、この風習も明治期には廃れてしまったらしい。
落語では、奉加帳を回すやりとり、行事の様子、若い衆と親父さんの掛け合い、が面白おかしく語られる。CDは平成2年の録音だが、「風の神送ろ」の米朝の掛け声に力がある。 
米朝以外には聞いたことがないが、 調べてみると「彦六の正蔵」もやっていたとのこと。 

今日のジョグ: 4.8km (31'44" 天気予報は大はずれ、雨の予定が快晴。空は晴れても記録は伸びない)