2009年5月26日火曜日

睡魔

趙奉三は事業の失敗で出奔し、東京でかつかつの暮らしをしている。借金に負われて逃げ出してきた昔のなじみの李南玉と出会うが、根気のない二人は正業につくことが出来ないままであった。
二 人は、同胞の紹介でマルチ商法と出会い、趙奉三は疑いながらも、講習会という名の洗脳トレーニングを受け、結局はのめり込んでしまう。人の心を支配してし まうマインドコントロールの手法、親類・知人から搾り取る販売の実態、ローン査定のいい加減さ、そして、構成員の販売管理の杜撰さ。大きく売り上げている ようで、実際には負債が増えてしまうマルチ商法のシステムの実態が生々しく描き出される。 
趙はよい店子を得て一旦は大きく成功したかに見えるが、実態は見せ掛け、結局は元の一文無しに戻ってしまう。
頭で理解していても引っかかってしまう巧妙なシステムの描写は新聞記事をよむようである。
面白さ: ★☆☆ (実態の描写はすばらしく、引き付けられる。が、楽しめなかった。単に好き・嫌いの問題だが)
わくわく感: ☆☆☆ (一時の成功にも高揚感はない。結局は失敗し、堕ちてしまうことがわかっているから)

今日のジョグ: 4.8km (31'12" 調子は良いとおもったが、、、 タイムは一昨日と変らず)