2009年5月28日木曜日

我、食に本気なり

ねじめ正一の文章は暖かく、やわらかい。読んで、ほっとした気持ちになりリラックスできて、大好きだ。出身が同じ中央線沿線、昭和30年代が少年時代という、二重のシンパシーが「好き」を増幅させる。
これは、「食」のエッセイ集。 文章のやわらかい味わいは南伸坊のイラストを得て、さらにまったりと懐かしい。特に幼少期、30年代の回想はすべてが「腑に落ちる」。家で作るチャーハンはまずいが、店のチャーハンのうまいこと。スイカは丸ごと吟味の末買う、子供の冷麦好き。 どれもが「ああ、あの時代はそうだった」と懐かしい。
おでん嫌い、シュークリーム好き、子供のころの牡蠣嫌いが今は大好き。 など、自分を見ているようである。

店舗ガイドにも: ★★☆(中央線はいいなぁ、おいしいものが沢山あって)
昭和だ: ★★★ (きれいな昭和ではない、ちょっと汚く、ごみごみしたあの時代がよみがえる)